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2012年4月14日 (土)

北朝鮮と民主党の「終わりの始まり」/花づな列島復興のためのメモ(53)

今朝のニュースに接していて、これはどうやら「終わり」が見えてきた、と感じたことが2つあった。
1つは北朝鮮の、人工衛星と称するミサイル発射の失敗である。

失敗そのものは、この種の実験にはつきものであろう。
特に、朝鮮中央通信報道のように、「軌道進入は成功しなかった」と失敗を認めることは、今後の進歩にとっては重要なことだと思われる。
失敗を失敗と認めなかったら、改善・改良することが難しいからである。

しかし、状況が余りにも問題である。
この日、北朝鮮の国会に相当する最高人民会議が開かれ、金正恩氏が国防委員会第1委員長に就任した。
軍、党、国家の3つの櫓の頂点に就くことが完了したわけである。
⇒2012年4月12日 (木):最高権力者の世襲/花づな列島復興のためのメモ(52)

人工衛星(ミサイル)の発射は、本来はそれを慶祝するはずのものだったと考えられる。
それが失敗だったというのでは、慶祝どころか大恥である。
権力承継を急いだ結果なのかも知れないが、矛盾が臨界に達するのはさほど時間を要しないのではないか。

わが国は、近隣ということもあって、多くの国民が息を詰めるような感じで動向を見守っていたのではなかろうか。
それにしても、政府は相変わらずの不手際ぶりを露呈した。

 北朝鮮の「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイル発射に際し、政府は国民への情報発信に完全に失敗した。発射をただちに覚知しながら裏付けに手間取り、「発射は未確認」と発表した約20分後に「飛翔(ひしょう)体が発射された」と説明するなど対応は二転三転。Jアラート使用は日本飛来時に限るとの方針を自治体に周知することも怠り、民主党政権の危機管理能力に不安を残した。
 「どういう内容で出すべきだったか。出すべきであったかを含め、検証が必要だ」。藤村修官房長官は13日昼の記者会見で情報発信のミスを認めた。

http://app.f.cocolog-nifty.com/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=78664726&blog_id=405618

幸いにして(?)失敗したから大きな問題にならなかったが、コトがコトだけに、後からゆっくりと検証するというのでは許されまい。
報道が先行し、政府が追認するという構図はデジャビュのよう気がする。

昨日は速報的な情報しかなかったが、政府は大飯原発の再稼働を容認した。

野田政権が、関西電力(9503.T: 株価, ニュース, レポート)大飯原子力発電3、4号機(福井県おおい町)の再稼働が「必要ある」とした13日の政治判断は、国民の信頼が大きく欠けた中で行われた。
枝野幸男経済産業相は13日の記者会見で、電力需給について「楽観論に軽々に与し、供給が足りなることは許されない」と語ったが、「原発ゼロでも夏は乗り切れる可能性がある」とした1月末の自身の発言と矛盾する。有識者からは官僚に取り込まれた
民主党政権の限界を指摘する声が聞かれる。
http://jp.reuters.com/article/jp_quake/idJPTJE83C01C20120413

当然のことながら、広域的な意味での地元の嘉田滋賀県知事や橋下大阪市長は猛烈に反発している。

 滋賀県の嘉田由紀子知事は13日、県庁で記者団に対し、京都府の山田啓二知事とともに12日に視察した大飯原発3、4号機の安全性について「応急措置はしているが、恒久措置はしていない」と指摘。そのうえで自身が打ち出した原発の近隣府県を指す「被害地元」との言葉を用い、「万一事故が起きたらどうなるか。絶対の安全性をどう担保するのか。何よりも守らないといけないのは命」と述べ、強い懸念を表明した。
 また、政府に対しては「再稼働は切り捨て見切り発車。アクセルをかけるだけで、ブレーキのない政権」と断じ、改めて枝野幸男経産相が滋賀県に説明するよう求めた。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120413/waf12041322020022-n1.htm

政府が関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を容認することを決めた13日、大阪市の橋下徹市長は、記者団に「民主党政権の統治のあり方は本当におかしい。次の選挙で政権は代わってもらわないといけない」と述べ、次期衆院選で政権交代を目指す考えを明らかにした。
 橋下市長は、再稼働方針の決定プロセスについて「最高権威である原子力安全委員会の見解を封印している。大変危険だ」と批判。大阪維新の会としての決定ではないと断った上で「次の選挙では絶対に民主党に反対でいきたい。維新政治塾のメンバーにはとにかく国政に行ってもらいたい。今日から反対運動だ」と息巻いた。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120414/waf12041400020000-n1.htm

野田政権は明らかにコントロール機能を失っている。
民主党は政権担当の資格もなく(マニフェスト破綻)、能力もない(失政が続く)。
かくなる上は、下野すべきだろう。
菅前首相が言うような「任期中の独裁」などあり得ない。
民主党政権は既に終わっているのである。

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コメント

北朝鮮のミサイル発射の失敗は、技術的には安易ではあるが危険性の伴うヒドラジンを燃料として使っているのが原因かも知れない。
韓国は海に沈んだミサイルの破片を回収して、何をしようとしているのだろう。

投稿: どじょう | 2012年4月15日 (日) 11時11分

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