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2012年2月25日 (土)

立国の鍵としての富士山麓地域/花づな列島復興のためのメモ(27)

日本の貿易収支が31年ぶりの赤字だという。
私は、小学校以来、日本は宿命的な資源小国であり、科学技術を振興して、輸入した資源の価値を高め、それを輸出することが重要だ教えられて(刷り込まれて)きた。

財務省が25日発表した貿易統計速報(通関ベース)によると、2011年の日本の貿易収支は2兆4927億円の赤字と、通年では31年ぶりのマイナスに転落した。東日本大震災や世界経済の減速、歴史的な円高などを背景に輸出が減少した一方、原子力発電を代替する火力発電向け液化天然ガスや原油などの輸入が急増した。12月は2051億円の赤字で、赤字は3カ月連続となった。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LYBSPY1A1I4H01.html

果たして、この貿易赤字は一過性のものなのか、あるいは経常化するものなのか?
短期的な貿易収支の推移は下図の通りである。

Photo_2
財務省が20日発表した1月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1兆4750億円の赤字となった。単月の赤字額では、リーマン・ショック後に外需が低迷した2009年1月(9679億円)を上回り、統計で比較可能な1979年以降、最大を記録。欧州債務危機を背景とする世界経済の減速や、円高による海外への生産シフトが響き、欧州やアジアなどへの輸出が落ち込んだ。
貿易赤字は4カ月連続。中国の春節(旧正月)で1月下旬以降に現地工場が休暇に入ったことなどから、対中国の貿易赤字が過去最大の5879億円となった。対欧州連合(EU)では黒字だったが、過去最低の7億円にとどまった。 

http://www.jiji.com/jc/v?p=ve_eco_trade-balance

東日本大震災や世界経済の減速、歴史的な円高などが原因であることは理解できるが、問題は長期的にどうか、ということである。
貿易収支の長期的な推移は数の通りである。

Photo
http://blog.livedoor.jp/inflation_target/archives/4026051.html

円高が日本の製造業を空洞化するという意見があるが、長期的には円高が進み、貿易は輸出入共に増大してきている。
前回の赤字は、第2次オイルショック後の1980年であった。
わが国の貿易収支に大きな影響を持つのは、原油価格の高騰、もしくは鉱物性燃料の需要増であることが窺える。

鉱物性燃料の価格低下や需要の減少は考えにくい。
やはり、日本は輸出を堅調に推移させることが必要だと思われる。
輸出についてはどういう課題があるのか?
輸出先進国ドイツの輸出構造と比較した表がある。
Ws000000
http://diamond.jp/articles/print/16122

日独で違いが大きいのは、第1次産業である食料品・飼料と医薬品である。
医薬品については、静岡県東部地域で「ファルマバレー」というプロジェクトが推進されている。
http://www.fuji-pvc.jp/index.aspx
また、もう1つの日本の課題である「観光立国」に関しても、富士山を世界遺産に登録申請中である。
富士山麓は、日本の将来の鍵となる地域のようである。

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