餓死という壮絶な孤独(2)/花づな列島復興のためのメモ(28)
相次ぐ「餓死報道」に気が滅入る思いがしている。
餓死に至るまでに何とかならないものか、と思う。
しかし、餓死者は全国でどの程度いるのだろう。
産経新聞に以下のような記事があった。
全国の餓死者はバブル崩壊後の平成7年に前年の約2・8倍の58人に急増、それ以降、高水準で推移していることが25日、分かった。22年までの30年間の餓死者数は1331人で、うち7年以降が8割以上を占めた。専門家はセーフティーネット(安全網)のあり方の見直しを呼びかけている。
厚生労働省の「人口動態統計」によると、死因が「食料の不足(餓死)」とされた死者は昭和56年から平成6年まで12~25人だったが、7年に58人、8年には80人を突破。それ以降、22年に36人となるまで毎年40人以上で推移し、過去30年間の最高は15年の93人だった。
餓死者、バブル崩壊後急増 セーフティーネット不備映す
やはりバブル崩壊後はレベルが違うのか。
この数字を多いと見るか、少ないと見るか。
死因別の統計は以下の通りである。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai10/kekka03.html
死因の上位は、悪性新生物(ガン)、心疾患、脳血管疾患であり、やはりこれらの対策は重要であろう。
私自身、脳血管疾患の罹患者なので他人事ではない。
もう1つ気になるのは、自殺が7位に入っていることである。
自殺については、統計が確かだろうか、という疑問もある。
自殺であっても、家族は自殺以外の死因にしてもらう、というケースが多いのではないか。
つまり、実数はもっともっと多いと考えられる。
それでも自殺が、統計値の上位にくるなんて、と思う。
また、実際に行動に移らないまでも、「いっそ死んだ方が楽」と思っている人は多いはずである。
しかし、やはり「餓死」は、やり切れない気が拭えない。
「人間の尊厳」と言われる。
「自殺」の場合には、人間の尊厳を保とうとして、ということも考えられるが、「餓死」の場合はそうではないだろう。
「餓死」をキーワードにして検索していたら、次のようなサイトがあった。
東日本大震災で津波被害の激しかった福島県南相馬市で、10人以上の餓死者が出ていたことが明らかになった。5月27日現在の震災被害状況は、警察庁調べで死者1万5247人、行方不明8593人、避難者10万2391人を数えるが、複数の餓死者が判明したのは今回が事実上はじめて。
南相馬市で餓死を10人以上確認
この情報の真偽が確認ができないが、次のようなサイトもある。
なぜ野党議員が把握をしていて副大臣が把握していないのかも疑問だが、死者が出ているという可能性があるにもかかわらず、救援物資が行かないといったケースが今後は無いようにしたいなどという無責任な発言をしたことである。
この小宮山副大臣の発言を見る限り、今まで自宅に留まっていた方へ支援物資が届いていなかったという可能性はあるということだ。
餓死者が出たという質問に対し副大臣「自宅に留まった人に物資が行かなかった可能性がある 今後無いようにしたい」
私の気持ちは晴れない。
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