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2012年1月 2日 (月)

新春のウィンナ・ワルツ

新春に相応しい音楽と言えばウィンナ・ワルツであろう。
私は夏のウィーンは訪れたことがあるが、新春のウィーンは知らない。
ウィーン・フィルの「ニューイヤー・コンサート」を聴きに、一度新春のウィーンに行ってみたいと思っていたが、どうやら叶わぬ夢ということになりそうである。

ウィーンフィルの「ニューイヤー・コンサート」の指揮をするのは指揮者にとっても最高位の栄誉だろう。
カラヤンが1987年に指揮して以後、年ごとに指揮者が変わる体制がとられている。
東日本大震災直後に来日して慈善公演をしたズービン・メータは、リッカルド・ムーティと並んで最多の4回指揮台に立っている。
わが小沢征爾も2002年にタクトを振った。

年末の『第九』と同じように、日本のオーケストラも、新春コンサートでウィンナ・ワルツを演奏することが多いようだ。
「MOSTLY CLASSIC」(産経新聞社)の2112年2月号は、ワルツ王・シュトラウスの特集である。

ワルツの3大名曲として「ワルツ・美しき青きドナウ」「オペレッタ・こうもり」「オペラ・ばらの騎士」が解説されている。
ワルツは、オーストリア第2の国歌といわれるらしい。
しかし、18世紀後半にウィーンで流行し始めた頃は、エロティック過ぎるとして、宮廷舞踏会では踊るのを禁止されたらしい。
人気の高まりに抗しきれず、1781年宮廷舞踏会で解禁となった。

「美しき青きドナウ」が作曲されたのは1867年、ワルツは解禁から1世紀近くの間に洗練された音楽となった。、前年の1866年には普墺戦争が起きており、オーストリア帝国は新興プロイセンに大敗する。
沈鬱な気分が国を覆っていた。
しかし、「国破れて山河あり」。母なる大河・ドナウは悠然と流れている。
当初は合唱付きで演奏されていたが、今日では合唱抜きで演奏されることが一般的だ。

付録にCDが付いている。
収録されているのは、「美しき青きドナウ」他のウィンナ・ワルツの名曲集だ。
演奏は、ウィーン・ヴィルトオーゼン。ウィーンフィルやウィーン国立大学で教鞭をとる名手から成るアンサンブルである。
CDを聴いて、ウィーンのニューイヤー・コンサートの気分を想像することにしよう。

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