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2012年1月 1日 (日)

新しき年の初めに

新年、おめでとうございます。

昨年は多事多難の年でした。
「3・11」は、多くの人の生活を変えてしまいました。
1万6千人近くの人が亡くなり、3千5百人近くの人が行方不明のままです。
未だ避難生活を余儀なくされたまま年をこすことになった人も33万5千人と推定されています。
まさに未曾有の国難と言っていいでしょう。

民主党に政権が移ってから3人の首相が誕生しましたが、有権者との契約ともいうべきマニフェストはいっこうに
進展しそうにありません。
昨年末に北朝鮮の金正日総書記が亡くなりましたが、今年は世界のリーダーたちがこぞって交代する可能性があります。
わが国でも、意外と早い時期に総選挙となるかも知れません。

『万葉集』の編者といわれる大伴家持は、掉尾に自らの歌を置きました。

新しき年の初めの初春の今日ふる雪のいや重け吉事

759(天平宝字3)年正月、因幡国の役所で詠んだ歌といわれています。
数年前に大伴氏は奈良麻呂の変に加担したとして、一族の何人もが罪に問われました。
⇒2008年6月 8日 (日):大伴家持とその時代

この歌を最後にして家持の作歌の記録は残っていないようです。
正月の大雪は豊年の瑞兆とされていました。
静かに降り積もる今日の雪のように吉事が続いて欲しい。

新しき年の初めに願うことは、時空を超えて変わらないようです。
三嶋大社は、午後になっても初詣に訪れる人で溢れていました。Img_0043w

今年もよろしくお願いします。

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コメント

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

あれこれと良いニュースを聞く機会の少なかった2011年が終わり、この2021年・・・おそらくは当時政治的には不遇な状況にあったと思われる大伴家持の「今日降る雪のいや重け吉事」という悲痛な願いに、なんとなく心を重ねてみたくなるような年の初めです。

本当に・・・よきことが度重なりますよう・・・

投稿: 三友亭主人 | 2012年1月 2日 (月) 08時03分

三友亭主人様

明けましておめでとうございます。
昨年は三友亭主人様にとって、大変な思いの年だったと思います。
今年は、ほんとうに、「いや重け吉事」と思います。
今年も宜しくお願いします。

投稿: 夢幻亭 | 2012年1月 3日 (火) 22時01分

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