節電の夏と琉球朝顔の緑のカーテン
今年の夏は、電力供給量が重要に追い付かない可能性がある、そうなると予測できない停電が発生する可能性がある、ということで、家庭用・産業用を問わず節電が行われた。
何やら節電に協力しないと非国民であるかのような雰囲気であった。
韓国では大規模な停電も起きたらしいからあながち大げさともいえないが、節電に乗じて合理化をしていたところもあったようである。
不合理を正して合理的な形にするのであれば結構であるが、「贅沢は敵だ、欲しがりません勝つまでは」というスローガンを思い出させた。
節電ファッショ?
私の知り合いの女性も、職場の照明灯が強制的に外されてしまって、作業に支障をきたす、とぼやいていた。
節電を励行した結果、目が悪くなったら……
その節電の夏も何とか終わった。
家庭でも、いわゆる緑のカーテンが大流行だった。
ゴーヤを軒先に植えた家も多かったのではないだろうか。
先日訪ねた家では、朝顔を緑のカーテンにしていた。
朝顔といっても、琉球朝顔という品種である。
ゴーヤといい、琉球朝顔といい、緑のカーテンにはやはり南国植物が似合うようだ。
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http://www.sc-engei.co.jp/plant/green/cultivate/?kid=73一年草のアサガオと比べて格段に強健で、10数mもつるを伸ばします。開花期間は長く、霜が降りる11月まで咲き続け、10月上旬ごろに花数が最も多く、美しくなります。3〜8個の花を房状につけ、しかも夕方まで咲き続けるので、豪華です。繁殖力もきわめておう盛で、地表面付近からランナーを出し、広がっていきます。
http://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_p_detail&target_plant_code=142
その家で、「琉球朝顔という品種だよ」と教えてもらった翌朝のことである。
散歩をしていると、ある家の庭先に咲いているのを見つけた。
教えてもらったばかりで、今までだったら「朝顔だな」と漫然と見ていただけだろう。
植物のことだけでなく、ささいなことでも「知ること」が次の「知への欲求」を引き起こす。
それが一見パラドキシカルな「知れば知るほど、知らないことが増える」という現象である。
⇒2008年8月 8日 (金):2年目を迎えて
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