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2011年9月 9日 (金)

野菜の力(2)/闘病記・中間報告(30)

人間が本来草食動物であるか否かはともかくとして、食物と健康にはどのような関係があるのだろうか?
「医食同源」という言葉もある東洋医学ではどう説明しているか、『石原結實の病気を治す「野菜力」』ナツメ社(0904)をみてみよう。

「食が血となり、血が肉となる」というように、食べたものが血液の成分になって、その血液が全身を循環して臓器や組織をやしなっている。
血液が酸素や栄養を細胞に届けているのである。
その血液のバランスが崩れていることを、東洋医学では「血液の汚れ」という。

「血液の汚れ」の原因の第一は、老廃物である。通常は、尿、便、呼気として体外に排出される。
その排出が滞ると、血液中の濃度が高くなり、細胞に悪影響を与える。
第二は、元来体に必要な栄養素が使いきれないで残った場合である。
糖尿病、脂質異常症などの病気の原因となる。

「血液の汚れ」の原因を、上掲書では以下のように整理している。
Ws000000
私自身、思い当たる項目が多い。発症前の生活では、「冷え」以外はすべて当てはまるものだったといえよう。

食べ過ぎはもちろん良くないが、問題は栄養素のバランスである。
これについては、いろいろ言われてきた。
例えば、1日30品目以上食べようとか、5 A DAY(ファイブ・ア・デイ)等である。
後者は、1991年にアメリカのPBH(農産物健康増進基金)とNCI(米国国立がん研究所)が協力して始めた健康増進運動で、日本でも2002年にファイブ・ア・デイ協会が設立された。
5aday

下記の厚労省と農水省が2005年に発表した「食事バランスガイド」は、どこかで目にしているだろう。
Photo

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コメント

ごくまれな例なのでしょうが、以前、野菜ジュースを大量摂取することで(確か25種類以上の野菜の入ったジュースを一日最低2リットル以上)、末期がんを克服なさったというお医者さんの手記を読んだことがあるんですが・・・

すべてがうまく行くとは限らないんでしょうが、野菜の力を感じさせられたことがありました。

自分も…と思うんですが、よく言われている野菜一日350gってのはなかなか難しいですよね。

ですから私はもっぱら上のお医者さんのように野菜ジュースで・・・一日200mlほどですが・・・

まあ、気休めです。

投稿: 三友亭主人 | 2011年9月10日 (土) 18時28分

三友亭主人様

コメント有難うございます。
民間療法と呼ばれるものの中に、特定の人に対しては著効が認められるものがあるようですね。
私は今まであまり信じてはいなかったのですが、とりあえずトライしてみることは大事だろうと思います。
もちろん、バランスが重要だということでしょうが。

投稿: 夢幻亭 | 2011年9月17日 (土) 23時49分

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