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2011年9月30日 (金)

皇統と皇太子の位置/やまとの謎(39)

昨日の続き。
今日の昼は、「京鼎楼」。
長春路にある小籠包の店。日本にもいくつか支店があるらしい。日本人客も多いようだ。
帰ってからの体重コントロールが問題。

予定通りの便で成田に着いたが、延着で新幹線の最終に間に合いそうもない。
大垣行の在来線の利用も覚悟したが、出迎えてくれた提携予定会社のS氏の道交法違反的な尽力により、ギリギリセーフ。

さて、国難ともいうべき年に、改めて「天皇」について考える機会が多い。
1つは、大震災の被災地を励ます天皇・皇后両陛下をはじめとする皇族の、目に見えない力である。
⇒2011年4月 1日 (金):「天皇」という制度/やまとの謎(29)
政界の不甲斐なさを目にして、「この「国難」に期間限定つきで天皇家に大政奉還する」という意見を、半ばは「そんなご冗談を」と思いつつ、半ばは「そうなったら……」と夢想したくもなる。

一方で、東宮家の動静がアレコレ報道されている。
例えば、「週刊文春」110929号の『愛子さま「校外授業(山中湖2泊3日)/雅子妃密着に学習院(保護者)が激怒!』という記事。

第三者(学習院(保護者))という形をとっているが、皇太子妃に対して「激怒!」という表現は相当なものだろう。
私は、皇室の日常生活をメディアが取り上げるいわゆる皇室報道については如何なものか、と思うことが多い。
しかしどうも報じられている内容からすると、かなり憂慮すべき事態のように思われる。

一般の児童は見送りにきた保護者と正門前で別れ、親は門外で待機していました。しかし、皇太子殿下は愛子さまと一緒に校舎へ入って行かれた。
・・・・・・
その後、雅子妃が初等科のバスを追うように東宮御所をご出発。目的地である富士山五合目まで約三時間のご移動には当然、山梨県警を含めた大掛かりな警備が必要になる。

こんな雰囲気で、雅子妃は2泊をホテルマウント富士の“インペリアルスイート”で過ごしたという。
これに対して、憤りを隠せないのが他の児童の保護者。
これまでも雅子妃は毎日のように授業を見学され、毎日が参観日状態だという。
せっかく子供同士が人間関係を広げる機会の校外学習なのに、雅子妃がその機会を失わせているのだ。

次期天皇である東宮家は、国民にとっても関心を持たざるを得ない。
不敬を承知で思う。このような状態で、大丈夫なのか?
それと関連するが、皇統の問題をどう考えるのか?

皇位の継承は「皇室典範」で定められている。
現在の規定のままでは、皇位継承の適格者がいなくなるのではないかとして、小泉内閣のときに改訂が論議された。
秋篠宮家に悠仁親王が誕生したことにより、議論自体が消滅してしまったようであるが、問題が先送りされただけであることは関係者の共通認識であろう。
⇒2011年1月10日 (月):皇統論における「Yの論理」への疑問

小泉元首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」は、「国民主権と象徴天皇制の両立を図り、皇位の安定的継承に絞ったうえで、女性天皇、女系天皇を容認する」という報告書を出した。
もしこの報告の通りに皇室典範が変更されたら、次期皇太子は、愛子内親王となる。
現行のままでは次期皇太子は秋篠宮となり、悠仁親王がして確定するのは相当の高齢になってからと予想される。
帝王学という言葉もあるように、皇太子はできるだけ早く確定した方がいいように思う。

現在の皇室典範は、皇位継承について、次のように規定している。

第1条 皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。

底に流れているのは「万世一系」の思想であろう。
そこに論理性はあるのか?
「男系の男子」の根拠が「Y染色体の継承」という論説に対しては、否定的にならざるを得ない。

この問題も先送りすべきではないと思うが、合理的なルールなどはたしてあるのだろうか?
少なくとも現存する皇位継承有資格者を変更するような案(例えば「皇室典範に関する有識者会議」の報告書)が容認される可能性はほとんどない。
「皇室典範がネックになる天皇制の危機」というのも逆説的なことではあるが。

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