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2011年8月23日 (火)

白馬村の美術館と安曇野の自然

ジャンプ会場へは写真のような階段を上って行く。
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まさに現場でのリハビリだ。

白馬村内にはいくつかの美術館が点在している。
先ずは白馬美術館に行ってみた。シャガールの版画を中心とした美術館である。
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シャガールの解説映像を上映していて、作品の背景等を知ることができた。

次いで、白馬・安曇野の風景画を中心とする白馬三枝美術館を尋ねた。
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分かりやすい風景画は、ホッとした気分になる。

もう一軒、アートカフェ「森と人と」というところへ寄ってみた。
「赤松純子テーブルウェア展」というのを開催中だった。
テーブルウェア自体にさしたる興味はないが、森の中の好立地だ。
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白馬だけでなく、安曇野の方に行ってみようか、ということになった。
とはいえ、安曇野は広い。とりあえず、電車に乗って穂高まで行くことにした。
NHKの朝の連続ドラマ『おひさま』の舞台ということで脚光を浴びているらしいが、私は臼井吉見の『安曇野』を長い間読もうと思いながら読めずにいたままである。

白馬と穂高は目と鼻の先のような気がしていたが、大糸線で1時間以上かかる。
遠くの場所の2点間の距離の感覚というのはあてにならない。むかし、札幌と函館の間の距離について思い違いをしていて、道産子の友人に笑われたのを思い出す。
穂高の駅に着いてみると、これまた意外にこじんまりとしていて、駅周辺も閑散としている。
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とりあえず、駅の近くの碌山美術館に行ってみた。
昔行ったことがあるが、記憶が薄れている。
ちょうど、『近代日本彫刻の究極-荻原守衛の絶作《女》の全貌』展という特別企画展をやっていた。

Photo_2腕を後ろ手に組み、身体を右に回しながら天空を仰ぎ見る《女》のポーズは、複雑に構成されたものでありながら、足下から額へと静謐に貫き流れる螺旋状の上昇感を漂わせています。西洋的な動感と東洋的な静感をあわせもつこの作品は、芸術と切実に向い合った荻原の到達した高みであるとともに、近代日本彫刻を象徴する傑作です。それと相まって、《女》のたたえる浪漫性、そして荻原が悩み苦しんでいた相馬良(黒光)への思慕という物語とが多くの人々の心を魅了し続けています。
昨年、当館では荻原没後100年を記念し、《女》の魅力について複眼的に考察する シンポジウムを開催いたしました。制作の動機や構想、造型、石膏原型調査報告な どのシンポジウムの成果をふまえた本企画で、《女》の造型をご鑑賞いただくのは もちろん、荻原個人の思いが込められたこの作品が普遍性を獲得するまで昇華されていることをご覧いただきながら、荻原が開いた地平の極限へと思いを馳せていただければ幸いです。

http://www.rokuzan.jp/

この作品が碌山の代表作だという認識はあったが、相馬黒光との関係が詳しく説明されていて、「なるほどなあ」と得心した。
新宿中村屋を夫・愛蔵と創業した黒光。
『女』の像は、黒光にそっくりだという。
亡命したインド独立運動の志士ボースやロシアの亡
命詩人エロシェンコらをかくまっていたことで知られる。
並みの起業家ではなかった。

夫の愛蔵も、何かの名言集で読んだ言葉が、一時期、私の座右の銘だった。

機会というものは、いつも初めは、一つの危機として来るか、あるいは一つの負担として現われた。

その頃、危機や負担は常態的にあった。それを機会にし得たのかどうか。

碌山美術館を出て、等々力家から道祖神、早春賦の歌碑の辺りを歩いた。
Photo_3

子供のころ、「春は名のみの……」という歌詞を、意味も分からず「春は菜の実の……」という感じで覚えていた。
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碑のところにソーラーで作動するオルゴールがあり、鳴らしてみた。

自転車で周遊している人が多い。安曇野に自転車はよく似合うのだが、残念ながら自転車にもまだ乗れない。
しかし、徒歩だと、路傍の花の美しさをゆっくりと鑑賞できるというメリットもある。
安曇野も花の種類が豊かだ。
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