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2011年7月10日 (日)

失語症か構音障害か/闘病記・中間報告(25)

私は、脳梗塞の後遺症として、右半身の麻痺がある。
現在リハビリ中で、僅かずつではあるが改善している。
⇒2010年11月22日 (月):著しく緩徐的ではあるが・・・・・・/中間報告(12)
しかし、依然として右上肢はほとんど機能を失っている。

言語障害もある。
言語障害には、言語の理解と言語の表出の2つの側面がある。

理解の側面については、障害の程度を客観的に捉えるのは難しい。
発症前に特段のテストなどしていないからだ。
なんらかの影響はあるだろうと思うものの、評価できない以上対策も考えにくい。

表出については、明らかに発話に障害があることを自覚している。
気の置けない人は、発症前からそんなものだったと言うが、本人は誤魔化せない。

言語の表出については、内容を考えるプロセスとそれを音として表わすプロセスが考えられる。
前者は言語中枢が関与し、後者は呼吸筋や口を動かす筋などの運動中枢が関与している。
そのいずれかに障害があるか、もしくはそれらの間の連絡に障害があると、結果的に言葉の表出は阻害される。
Photo_3
http://www.fujimoto.or.jp/tip-medicine/lecture-125/index.php

言語中枢にダメージを受けている場合が失語症である。

失語症とは、一度獲得された正常な言語機能が、大脳の言語領野(主に左脳)の障害により、ことばを「聞く・話す・読む・書く」すべての言語様式に何らかの能力低下を生じた状態をいいます。同時に計算能力の障害も認められます。
ことばを理解したり、ことばで表現したりするのは脳の言語中枢という部分の働きです。一般的に言語中枢は脳の左側に位置しています。脳卒中や事故などで、この言語中枢が損傷されると、これまで正常に行われていた言語(ことば)の活動に障害が起こります。

http://www.otagawa-hp.com/otagawa/08_riha/pdf/2010_05kensa_shitsugosyou.pdf

Photo_6失語症の検査には各種のものがあるようだが、標準失語症検査(SLTA)というものが一般的である。
http://ncg.kzan.jp/blog/2008/10/

左図のような簡単なツールを用いて検査する。
言語聴覚士(ST)が担当し、私も入院中に1回とリハビリ通院をするにあたって1回受検した。
結果は、失語症ではない、ということであったが、言語中枢にダメージがあるか否かは分からない。
加齢によっても、同じような現象は起こるからだ。
歳相応と言われれば、そうかなという気になる。

失語症ではないが、言葉の表出に障害がある場合が構音障害である。
脳卒中の典型的な後遺症である。

Photo_5 簡単に言えば、舌とか唇とかほっぺたとか、そういう顔の筋肉であるとか、それを支配している神経とかが、何らかの原因によって病気になると、動き自体がうまくいかなくなって、音を作る事が難しくなるという事です。結局は動きが悪くなるわけですから、それによってはっきりした発音が出来ない場合とか、口がちゃんと閉まらない場合とか、そういう事によって起こってくる障害の事を構音障害と言います。
http://www.phoenix-c.or.jp/~hideo/reha/kouen/007kouon.html

舌とか唇の運動機能であるから、対策は一種の身体運動のリハビリと同じことである。
私の場合、咽頭部に違和感があって、時々嚥下し難い感じがある。
発症前は、辛い食べ物はいくら辛くても構わなかった。今は、辛い物を食べると咽てしまう。
医療保険の時間数の制限から、手足のリハビリを優先させ、言語訓練は受けていない。
できるだけ音読などをするように心がけている。

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