秋川雅史コンサート
「秋川雅史コンサートツアー~ファンタジスタ~」を聴いてきた。
『千の風になって』で一世を風靡したことは知っていたが、今までそれ以上の知識はなかった。
ご覧のように、バラエティに富んだプログラム構成である。
『千の風になって』は最後に置かれていた。
意外だったのは、『ひばりの佐渡情話』だった。
「作詞/西沢爽、作曲/船村徹」という演歌のゴールデンコンビの作品である。
美空ひばりが、巧みな小節を利かせて唄っていたような気がする。
しかし、そもそも美空ひばりが「my favorite」ではなかったので、はっきりした記憶がない。
♪佐渡の荒磯(ありそ)の 岩かげに
咲くは鹿(か)の子の 百合の花
花を摘み摘み なじょして泣いた
島の娘は なじょして泣いた
恋はつらいと いうて泣いた
http://8.pro.tok2.com/~susa26/natumero/utagoe/18sadozyowa.html
クラシックのテノール歌手がどう歌うのだろう?
結果は、当たり前だが、見事なものだった。
豊かな声量を操り、ひばりとはまた味わいのちがう『ひばりの佐渡情話』に仕上がっていた。
コンサートツアーは9月~8月のサイクルで、構成を基本的には固定して行われるということだ。
つまり完熟の時期にあたるが、毎年ひばりの曲を入れるようにしているそうである。
意外と相性がいいのだろうか?
ひばりの曲は結構難しく、チャレンジ欲をそそられるのかも知れない。
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コメント
6月4日秋川雅史チャリティコンサートを主催した国際ソロプチミスト駿河の会員でございます。お越しいただきまして誠に感謝でございます。今日初めて、知人より情報をいただきました。素晴らしい内容を読ませていただきまして嬉しく思います。
投稿: yasuko | 2011年8月28日 (日) 19時10分
yasuko様
つたない文章に目を止めていただき光栄です。
素晴らしいコンサートを有難うございました。復興が進むことを祈念します。
今後ともよろしくお願いします。
投稿: 夢幻亭 | 2011年8月30日 (火) 21時54分
今期最初のコンサートツアー希望の翼が9月3日に、中野ゼロホールで初日を迎えました。
台風が心配な中前泊して聴いてきました。秋川氏は前日、サッカーの試合で国歌斉唱をして、大好きなサッカー観戦で遅くなり、他に事情もあって3時間の睡眠にも拘らず、練習時間もあまりなかったのに全身全霊で歌いあげました。新しいプログラムは、大分変化していて、カンツオーネが増え、歌謡曲からミュージカルメドレーになり、グラナダは半音あげることに挑戦していました。私が最高に良かったと思ったのはシバの女王でした。徐々に半音ずつ挙げて行くアレンジで、圧巻でした。ひばりさんの歌は、哀愁波止場でしたが、私としてはあまり良いと思えませんでした。やはりイタリア・スペインの歌が最高です。続いて翌日も相模大野でしたので続けて行ってきました。感動の余韻に未だ浸っております。このプログラムを持ってまた沼津での講演を期待しています。いかがでしょうか?
投稿: yasuko | 2011年9月 5日 (月) 22時42分
たびたび失礼いたします。コンサート初日に、あなた様の記事のコピーを秋川氏のお渡ししました。初めてコンサートに行かれた特に男性の方の意見に私自身が大変素晴らしいと思ったからです。
尚沼津のコンサートの売り上げの中から100万円を、全国里親連絡会にお届け致しました。被災地の里子支援金として使っていただくことになりました。ご協力有難うございました。
投稿: yasuko | 2011年9月 5日 (月) 22時47分
yasuko様
恐れ入ります。
是非沼津公演を実現させてください。
また、沈滞気味の地域の活性化をお願いします。
投稿: 夢幻亭 | 2011年9月17日 (土) 23時43分