« 福島原発事故の失敗学 | トップページ | 民意は明らか/やっぱり菅首相は、一刻も早く退陣すべきだ(4) »

2011年4月10日 (日)

やっぱり菅首相は、一刻も早く退陣すべきだ(3)

いまや菅首相を支持している人は、民主党国会議員の中でもごく少数に過ぎないのではないか。
前仙台市長の梅原克彦氏が雑誌「正論」の5月号に掲載した「首相と官房長官に告ぐ」は、簡潔かつ的確に、菅首相が辞めるべき根拠を示している。

菅直人首相に物申す。原発に関する危機管理が一段落したら、直ちに首相を辞任せよ。確かに貴方は民主主義のルールの下で、内閣総理大臣となった。しかし、貴方ほど今の日本の危機的状況に相応しくないリーダーはいない。大地震発生の翌朝単なる思いつきで福島第一原発の「視察」を強行、非常時の初動対応に追われる現場の人々がどれだけ迷惑を蒙るのか、貴方はそんなこともわからなかったのですか? 危機管理の総司令官が首相官邸を数時間も留守にし、東電の幹部を罵倒、自分は原子力に詳しいですと? 挙げ句の果てに、「仕分け劇場」で津波対策のスーパー堤防を不必要とし、防衛予算までも「仕分け」しようとした蓮舫氏を「節電啓発担当大臣」に、阪神淡路大震災の折、被災地で「反戦ビラ」を配り、自衛隊を敵視する辻元清美氏を「災害ボランティア担当首相補佐官」に任命した人事を見て、絶望的な気分に陥ったのは私だけではあるまい。
首相になるまで、「市民運動」という怪しげな仮面を被りながら、ひたすら権力の階段を上がることにだけしか関心を持たず、およそ国家の安全など考えたこともなく、危機管理のイロハも知らず、想像力のかけらもない人間が総理大臣の座に居座っているという日本国民にとっての最大の不運! そんな人物を選んでしまったのも日本国民なのだが…。

私もほとんど認識を共有する。
梅原氏の文章には、3月21日の日付がある。「原発に関する危機管理が一段落したら」とあるが、執筆の時点では、原発への対応が、かくも「長い戦い」になるとは想定していなかったのではないか。
私も地震発生の日に、「倒閣運動などしている場合ではないが、災害の救援活動が一段落したら、即刻退陣すべきだと思う。」と書いた。
⇒2011年3月11日 (金):大規模地震で日本国はどうなるのか?

原発への対応が、不幸にして長期的になることがはっきりしてきたので、一段落したか否かに係りなく、「なるべく早く」退陣すべきだと考える。
平時において躓いてばかりいた人が、非常時に機能するわけがない。

大地震の翌朝の原発視察については、初動という意味で重要であり、さまざまに論議されている。
私の認識の概要は以下に書いた。
⇒2011年3月14日 (月):現認する情報と俯瞰する情報
⇒2011年3月18日 (金):菅首相の器のサイズと事態の深刻さのミスマッチ
⇒2011年3月30日 (水):原発事故に対する初動対応について
⇒2011年4月 3日 (日):被災地視察のコストとパフォーマンス

また、マネジメントの要諦は古今東西を問わず人事にあるといえよう。
菅首相の人事対する違和感については以下に書いた。
⇒2011年1月13日 (木):与謝野氏が政府に入って、いったい日本の何が変わるのか?
⇒2011年1月14日 (金):再改造菅内閣への違和感
⇒2011年1月17日 (月):民主党における菅・蓮舫的な胡散臭さ
⇒2011年3月18日 (金):菅首相の器のサイズと事態の深刻さのミスマッチ

地震が発生したのは、菅首相の違法献金問題が発覚した直後だった。
当日の朝日新聞が在日韓国人から献金を受けていた事実を報じたのである。
1週間前には、前原外相が同じ問題で辞任しており、当然首相も辞任すべきであった。
しかも、前原氏が焼肉屋のおばちゃんから5万円/年だったのに対し、韓国系金融機関の元理事から多額の献金を受けているのであり、同情すべき要素はない。

しかも卑劣なことに、地震発生の翌日、「口止め電話」をしているという(「週刊文春」110414号)。
また、慌てて返金をしたらしい。

東日本大震災直前に国会で追及されていた外国人からの献金問題で、菅総理大臣の資金管理団体が献金を返還していたことが分かりました。
菅総理の資金管理団体「草志会」は、在日韓国人の男性から2006年と2009年に合わせて104万円の献金を受け取っていました。外国人からの献金は政治資金規正法で禁止されていますが、菅総理は、男性とは数年前に知り合い、食事や釣りに行く仲だったものの、「外国籍の方とはまったく承知していなかった」と説明していました。

http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210408040.html

こんな人が、一国のリーダーであっていいわけがない。

|

« 福島原発事故の失敗学 | トップページ | 民意は明らか/やっぱり菅首相は、一刻も早く退陣すべきだ(4) »

ニュース」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

こちらの一連の記事は、今現在、私達日本人が憂うべき事柄の、その正中を射るものであると思います。
菅首相は一刻も早く退陣すべき、- - - つくづく、その通りだと 思います。

投稿: 五節句 | 2011年4月11日 (月) 12時07分

五節句様

コメント有難うございます。
統一地方選の結果などでは退陣する気はないようです。
危ういと思っていましたが、正直に言って、ここまでとは予想していませんでした。最大不幸社会ですね。

投稿: 夢幻亭 | 2011年4月12日 (火) 11時55分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/395349/39526044

この記事へのトラックバック一覧です: やっぱり菅首相は、一刻も早く退陣すべきだ(3):

« 福島原発事故の失敗学 | トップページ | 民意は明らか/やっぱり菅首相は、一刻も早く退陣すべきだ(4) »