民意は明らか/やっぱり菅首相は、一刻も早く退陣すべきだ(4)
巨大地震の発生から1カ月。
統一地方選(前半戦)の結果があきらかになった。
政権交代の総選挙を彷彿とさせるような劇的な結果だった。
ただし今回は民主党が敗北の側に回っての、である。
首都の顔は、石原慎太郎氏が圧勝した。
出馬に至る過程では紆余曲折があったが、まあ順当な結果であろう。
石原氏が不遜にも言っていたように、「投票が締め切られるのと同時に当確が報じられるような報道のあり方」は興醒めではあるが、別に間違ったことを報じていたわけではない。
この結果を、政権あるいは与党はどう受け止めるか?
この期に及んで、なお政権の延命を考えている節がある。
民主党内では、岡田幹事長の責任を問う声も出ている。岡田氏は「党勢を立て直すために努力する」と続投する考えを示している。また、枝野幸男・官房長官は4月11日、菅首相の責任論について会見で「(菅首相が)職責を与えられているので、職責を果たしていく」と辞任を否定した。
http://www.j-cast.com/2011/04/11092747.html?p=2
明白過ぎる「不信任」ではないか。
にもかかわず、どこまで居直りを続けるつもりか。
もっとも、それはこの政権の体質でもあるが。
⇒2010年11月13日 (土):菅内閣の無責任性と強弁・詭弁・独善的なレトリック
不可解なのは民主党の国会議員である。
なぜ、菅降ろしに結集しないのか?
責任を問う声は、菅氏だけに向けられているわけではない。
大連立という話もあるようであるが、原発のリスクを過小評価し、推進してきたのは自民党政権であることも忘れてはならないだろう。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
>原発のリスクを過小評価し、推進してきたのは自民党政権であることも忘れてはならないだろう。
同感です。そして、もう一つ忘れてならないのは、この原発の事故に関して、被害者の代表の立場を貫いている福島県知事も、かつて原発反対派である前知事を原発推進の立場で追い落とした知事であることも忘れてはなりません・・・
投稿: 三友亭主人 | 2011年4月11日 (月) 22時55分
三友亭主人様
確かに、原発に対しては、態度が豹変とも言うべき人がいますが、それだけ「Fukushima」はインパクトが強いものだったのでしょう。
原発に依存しないライフスタイルはどうあるべきか?
簡単に答があるとは思いませんが、1人1人が考えなければならない事態だと思います。
投稿: 夢幻亭 | 2011年4月12日 (火) 12時02分