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2011年2月 4日 (金)

利き手の謎と右麻痺のハンディ/闘病記・中間報告(20)

下肢に比べ、上肢は回復が遅い。
右上肢は依然としてほとんど麻痺したままである。
それでも自分では以前よりも上腕が軽くなったような気がする。
発症当時は、なんて重いものだ、と思っていたのだが、余り存在を意識しなくなった。
あと1年くらいすれば、きっとずい分良くなっているに違いない、と内心期待しつつ、余り変化のないことに苛立ちもする。

右手が麻痺しているとどういうことが不便か?
健常者には想像しにくいと思うので(親切にしてくれる人が時々的外れだったりする)、現時点の私の片麻痺体験をメモしておく。

利き手、利き足には未解明の謎が多い。
多くの人が右利きである。
異端好きの私も、この点では多数派だった。
利き手が麻痺するということは、端的には左手よりもさらに能力が落ちるということである。
利き手と比べると、非利き手(殆どの人が左手)のQOM(Quality of Motion)は著しく落ちる。

右利きと左利きはどのくらいの割合なのか? それは遺伝するものなのか? 

1977年の統計では成人人口の8%から15%が左利きである。また、わずかながら女性よりも男性の方が左利きが多いという統計結果もある。この割合は古今東西を問わずほぼ一定である。古代の壁画や石像を見ても右利きの方が圧倒的に多かった。そのため左利きが生まれるのは文化・教育・食事など後天的要因によるものではないことが分かっている。しかし、なぜ左利きが少数なのか、なぜ10%前後で変動がないのかについては未だにはっきりとした理由が分かっていない。一卵性双生児には特に左利きが多く、その頻出は一卵性双生児の76%に及ぶ。
Wikipedia110129最終更新

左利きに関する秘密は現代科学でも完全には解けていない。 左利きは遺伝することはするが、メンデルの遺伝法則には従わない。父母ともに左利きの場合でも、子どもが左利きになる比率は多くて50%だ。 父母ともに右利きの場合にも、子どもの2-10%は左利きとなる(マーティン・バイマン著『手が支配する世界』)。
左利きが右利きに比べて賢いかどうかも解けていない疑問だ。 左手の動きは右脳が支配するため、左利きは右脳が担当する視空間的な機能が発達している、という主張もある。 レオネルド・ダヴィンチやミケランジェロのように建築家や芸術家に左利きの割合が相対的に多いのもこのためだ、という説明だ。 半面、右利きは左脳が発達し、言語領域が優れているという。

http://venacava.seesaa.net/article/101241163.html

あるアンケートでも、大よそ<85%:15%>という結果であった。
Photo
http://getnews.jp/archives/74432

結果として、世の中は右利きを前提としたツクリになっているモノ・コトが多い。
つまり、左利きのハンディである。
自分が健常な時にはほとんど意識しなかったことである。
左利きの人が不便だと感じることについてのアンケート結果は以下の通りである。
Photo_2
Photo_4

後遺症で右麻痺だということは、俄左利きという側面がある。
片手しか使えない、しかもその片手のQOMは低い、そして世の中のモノ・コトが左利きに不便にできている。
右手麻痺はいわば三重のハンディを負うことになるが、それでも左手が使えることを幸いだと思う。

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