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2011年2月13日 (日)

ギッター・コレクション展と清水港

静岡県立美術館に、ギッター・コレクション展を見に行った。
三連休の最後の日曜日で、気持ち良く晴れ渡った日だった。
一昨日と昨日は、冷え込みが厳しかったが、それを償うかのように穏やかな一日だった。
小学校以来の仲良しグループに私1人が紛れ込んでのドライブである。
中の1人が高校・大学以来の友人であることに加え、もう1人が私と母親同士が親友という縁によるのだが、いまや昔からの仲間のような顔をしている。

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カート・ギッター博士(眼科医)は、1963年から65年までの日本滞在を機に、日本美術の蒐集を始めた。
日本美術の持つ「純粋で、シンプルで、素朴な」美しさに魅せられた彼は、コレクションの中心に禅画を据えつつ、伊藤若冲、俵屋宗達、酒井抱一など江戸時代を代表する画家たちの一大コレクションを築き上げた。
そのコレクションの中から、江戸絵画を中心とする優品を選りすぐって紹介する展示だ。

私には、特に沼津と縁の深い白隠の書画、お茶席の手伝いをしている妻がよく口にしている酒井抱一の掛け軸、近代的なデザイナーかと思わせる伊藤若冲やかねてから関心のあった与謝蕪村の俳画等を見ることができたことが収穫だった。
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白隠慧鶴は、現在の静岡県沼津市原に生まれた。臨済宗中興の祖とされ、「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠」と謳われた。
酒井抱一は、江戸時代後期の絵師で、姫路藩主・酒井忠以の弟であり、若い頃から俳諧や狂歌、浮世絵等に才能を発揮した。
伊藤若冲は、江戸時代中期の京で活躍した絵師で、写実と想像を巧みに融合させた「奇想の画家」といわれる。
与謝蕪村についてはこのブログで触れたことがある。
⇒2009年10月17日 (土):天明3年、蕪村死す
⇒2009年10月18日 (日):天明の世相と「蕪村詩のイデオロギー」
⇒2009年10月19日 (月):故郷喪失者としての蕪村
⇒2009年10月20日 (火):マルチアーチストとしての蕪村
⇒2009年10月21日 (水):マルチアーチストとしての蕪村(2)
⇒2009年10月22日 (木):蕪村の芸術論としての離俗論
⇒2009年10月23日 (金):蕪村の詩意識と現実意識

ギッター・コレクションはニューオーリンズにある。ニューオーリンズといえばジャズの都市である。
私は30年くらい前に一度だけ訪れたことがあるが、バケツで供されるカキを堪能した記憶がある。
最近では、ハリケーン「カトリーナ」の被害で有名になったが、ギッター・コレクションはこの被害から奇跡的に守られた。

帰途、清水港にあるエスパルスプラザに立ち寄り、寿司横丁で昼食を摂った。
港湾に面したフィッシャーマンズワーフばりのエンタテイメント施設は、観光スポットとして着実に集客しているようだ。
何年振りかで、観覧車というものに乗ってみた。
富士山が遠くに、清水港を挟んで三保の松原が美しかった。
右手が不自由になってからカメラを持ち歩かなくなったが、何とかケ-タイで写してみた。
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