ジャンケンができるように-今年の目標/闘病記・中間報告(19)
リハビリにおいても目標をブレークダウンして、具体的な形にすることが重要ではないかと思う。
◆ブレークダウン(breakdown)
〔外来語・カタカナ語2010年 > ハ行 > △フ
ひとつの目標を達成するために下位の小目標に分けていくこと。小分け。内訳。
現代用語の基礎知識2010年版より引用
私は、今年の年末における到達点を、「ジャンケンができること」にしたい。
これは、人生的には小目標だろうが、日々のリハビリにとっては大目標である。
この目標が、高すぎるのか低すぎるのかは分からない。
しかし、手指の制御神経が非常に細やかなものである以上、一朝一夕には到達できないことは確かだ。
ジャンケンというのは、改めて考えてみると良くできている。
じゃんけんは、手だけを使い三種類の指の出し方(グー、チョキ、パー)で三すくみを構成し勝ち負けを決める手段である。日本で拳遊びを基に考案されたが、現代では日本だけでなく世界的にも普及している。
偶然によって簡便になんらかの物事を決定する必要がある時に使われる。コイントスやくじなどのように道具を必要とせず、短時間で決着が付く。中国では「猜拳」、アメリカ等では"rock, paper, scissors"、イギリス等では"scissors, paper, stone"という呼称がある。日本国内では、「じゃいけん」「いんじゃん」など地域によって様々な呼び方がある。簡便な勝ち負けを決める手段として用いられるほか、じゃんけんを複数回行ない何連勝できるかなどゲームとして用いられることもある。
Wikipedia101215最終更新
どれかが絶対的に優位ということではない力関係であり、まったく偶然のようでありながら、相手の「手」を読むという要素もある。
今は就職氷河期以上に就職が困難だというが、私が学校を終える頃は、高度成長の末期で売り手市場だった。
希望する就職先が友人とバッティングし、ジャンケンで決めたりした記憶がある。
私は、その当時にしては数少ない「就職=就社」という考えは採らなかったので、ジャンケンに負けてもサバサバしていた。
尤も、家族の立場からは「安定した職場=大企業」に勤め続けていて欲しかった、という部分もあるらしい。
私は、幼児が好きで、幼児と遊んでいると飽きない。
もちろん、きれいなお姉さんも大好きなのであるが、滅多に先方が相手をしてくれないのだ。
これに対し、幼児は、大概喜んで相手をしてくれる。
幼児と遊ぶのに、ジャンケンは不可欠である。
来年の正月には、ジャンケンをして遊べるようになりたいものだ。
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