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2011年1月 6日 (木)

持統天皇(ⅴ)/やまとの謎(23)

藤原京の時代を考えるということは、白鳳時代について考えることであった。
⇒2011年1月 2日 (日):藤原京二段階造営論/やまとの謎(22)
しかして、白鳳とは何か?
土地の名前でも大和朝廷の年号でもない。
美術史上で著名な「白鳳」であるが、その由来は必ずしも明瞭ではないようだ。
⇒2008年1月 6日 (日):「白鳳」の由来
⇒2008年1月12日 (土):「白鳳」という時代

白鳳時代は持統天皇と切り離して考えることができない。
近藤精一郎『白鳳の女帝/持統天皇私伝』創芸出版(8706)という著書があることからもそう言えよう。
推古、斉明(皇極)、持統、元明、元正、称徳(孝謙)と並べてみれば、女帝の存在が、古代史の謎を解く鍵になるとも言えるだろう。
中でも持統は、律令国家の、さらに言えば「日本」の成立に深く関わっていると考えられる。

このブログでも、持統天皇について、既に何回か触れたことがある。
⇒2008年1月28日 (月):持統天皇…(ⅰ)関裕二説
⇒2008年1月29日 (火):持統天皇…(ⅱ)関裕二説②
⇒2008年1月31日 (木):持統天皇…(ⅲ)関裕二説③
⇒2008年2月 1日 (金):持統天皇…(ⅳ)砂川史学⑨
⇒2008年2月 4日 (月):持統天皇…(ⅴ)砂川史学⑫
⇒2008年5月19日 (月):持統天皇…林青梧説
⇒2008年8月22日 (金):持統天皇の吉野行幸と弓削皇子の歌
⇒2008年9月26日 (金):持統10年の衆議粉紜…梅原猛説(ⅵ)
⇒2008年10月30日 (木):小林惠子氏の高松塚被葬者論…⑥持統朝について
⇒2010年12月 8日 (水):持統天皇/やまとの謎(13)
⇒2010年12月11日 (土):持統天皇(ⅱ)/やまとの謎(15)
⇒2010年12月12日 (日):持統天皇(ⅲ)/やまとの謎(16)
⇒2010年12月13日 (月):持統天皇(ⅳ)/やまとの謎(17)

「持統天皇とは何か」を明らかにできれば、日本という国のあり方(国体?)を明徴にする一助になるかもしれない。
持統天皇の性格をどう捉えるか?
系譜的には、天智天皇の子であり、天武天皇の妻である。
協力者として、藤原不比等がいる。
天智天皇は、中大兄皇子として大化改新や白村江の戦いの中心人物だし、天武天皇は大海人皇子として壬申の乱を勝ち抜いた。
藤原不比等は、日本史に大きな影響力を持ってきた藤原氏の実質的な家祖と解される。
持統天皇は、日本史の骨格の形成期の複雑な網の目の結節点に位置している。
天智と天武は本当に同父母の兄弟か?
でないとすれば、どういう関係か?
あるいは、藤原不比等との関係をどう考えるか?
興趣の尽きないテーマではなかろうか。

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» 『「入鹿と鎌足」謎と真説』関 裕二 [私の通勤読書メモ]
最近出版ラッシュの関裕二氏の古代史ものです。 梅原猛氏の、これもかなり衝撃的な作品となった、 を読んで以来、聖徳太子や蘇我氏に興味を持ち、書店で「蘇我氏」「聖徳太子」「中臣鎌足」「飛鳥」などのキーワードが目にはいると、自然に手に取ってしまう習慣がついてしまいました。 特に関裕二氏は、その衝撃のデビュー作(だったと思います)の、 以来、蘇我氏周辺の著作を多く出しております。 今回の『「入鹿と鎌足」謎と真説』でも、彼の持論である、蘇我氏は藤原氏によって悪者におとしめられたという主..... [続きを読む]

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