「たちあがれ日本」との連立という発想に驚く
結果的には当たり前のことだったといえるだろう。
民主党とたち日とでは、重なり合う部分がまったくといっていいほどないように思う。
私のような素人は、連立内閣というのは、多少でも理念が共通するものが構成するものだと思っていた。
しかしどうやらプロの政治家というのは別の発想をするものらしい。
民主党とたち日とでは、重なり合う部分がまったくといっていいほどないように思う。
私のような素人は、連立内閣というのは、多少でも理念が共通するものが構成するものだと思っていた。
しかしどうやらプロの政治家というのは別の発想をするものらしい。
私も、多数派を形成するために、小異を捨てて大同につくということが重要であることは認識している。否、むしろ世の中には小異を主張する人が多いのに閉口することが少なくない。
人は、他人とは異なる自己というものを自覚し、自分らしい商品やサービスを求める。
人は、他人とは異なる自己というものを自覚し、自分らしい商品やサービスを求める。
ビジネスにおいては、商品やサービスの差別化が重要であるといわれる。
たち日のホームページを見てみよう。
結党趣旨という項目がある。
結党趣旨という項目がある。
見るとおり、「第一の使命」として挙げられているのが「打倒民主党」である。
その民主党がこともあろうに、と私は思うが、連立を持ちかけるとは。
その民主党がこともあろうに、と私は思うが、連立を持ちかけるとは。
たち日と民主党の連立工作の発案者は誰かは分からない。
民主党は、参院でのねじれを解消することを狙って、相手かまわず連立を持ちかけている。
まず、公明党への働きかけを重ねたが、政治とカネをめぐる問題や世論の反応を重視する公明党の党風を読み切れず破談となった。
次に社民党との再連立を狙った。しかし、米軍普天間飛行場問題の確執から連立を離脱したのだから、ムリがある。
民主党は、参院でのねじれを解消することを狙って、相手かまわず連立を持ちかけている。
まず、公明党への働きかけを重ねたが、政治とカネをめぐる問題や世論の反応を重視する公明党の党風を読み切れず破談となった。
次に社民党との再連立を狙った。しかし、米軍普天間飛行場問題の確執から連立を離脱したのだから、ムリがある。
さらには、新党改革の舛添要一代表に協力を呼びかけたり、渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長が自民党の谷垣禎一総裁に2年限定の大連立を持ちかけるなど、慌ただしい。
しかし、どれもこれも失敗続きだ。
しかし、どれもこれも失敗続きだ。
たち日との連立申し入れもその一環ということだろう。
「社民党に声をかけ、たちあがれに声をかけるというのは、精神錯乱というか、何を考えているのか。数さえあえばいいという、かなり末期的な状況だ」
たちあがれへの連立打診について聞かれた自民党の石破茂政調会長は27日の記者会見で、うんざりした表情で批判した。改憲をかかげるたちあがれと、護憲の社民党に時間をあけずに声をかければ双方から不審がられるのは当然だからだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101228-00000104-san-pol
菅内閣は、舵もエンジンも失って漂流している難破船のようなものではないのか。
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