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2010年12月 7日 (火)

CareとCure/「同じ」と「違う」(25)

私は介護保険制度の、「第1号被保険者」である。
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http://www.wam.jp/kaigo_guide/category1/index2.html

リハビリ専門病院に入院中に要介護認定の申請を行い、「要介護1」と認定された。
退院後、継続してリハビリを行っている。介護度の改定審査の結果、現在は「要支援2」の判定である。
要介護度が低下したわけであり、喜ばしいことであるのは間違いない。

現在利用しているリハビリ・サービスは医療保険によるもので、介護保険の利用者ではない。
しかし、現実にリハビリをしに行くときは、妻の運転するクルマで通院しなければならず、また日常生活においても、一人では行えないことも少なくない。
まさに「要支援」状態である。

現在の制度上は、医療保険のリハビリと介護保険のリハビリは、同時に利用することができない。
しかも、医療保険の診療報酬の認容額に制限があるため、自分の希望するだけのサービスを受けられていない。
これは制度的な問題であり、利用者個々人や医師、PT・OTなどの努力や裁量ではどうしようもない。
私たちは弱者ではあるが、極度に悲惨なというほどの状態ではない。
どうしても、対応は後回しになってしまうのは致し方がないのだろうが、もうすこしきめ細かく制度設計できるのではないかと思う。

「介護保険」は、辞書を引くと英語では、「nursing care insurance」である。
「nursing」は、「(職業としての)保育, 看護」である。「nurse」は日本語化していると言ってよい。
看護婦のことであるが、最近は看護師という。
女性だけではないからである。

「care」は、「世話, 看護, 養護, 介護, 介助, ケア」とある。
似た単語に、「cure」がある。こちらは「医療;治療(法), 療法」である。
しかし、「医療保険」は、「medical insurance」とある。
「medical」は、「医学[医術, 医療]の 」である。

「care」と「cure」と「medical」は、微妙に意味の「違う」単語のようだ。
その「違い」の本質は何だろうか?

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