健康長寿の願い
世界の先進国の中でも、日本は男女共に平均寿命が最も高くなっている。
図の左端は、1950年、すなわち敗戦後5年の時点である。
男性は58歳程度、女性は62歳未満であった。
爾来、平均寿命は一貫して伸び続け、60年を経た2009年には、男性が79.59歳、女性が86.44歳にまでなった。
ちなみに、平均寿命とは、生まれたばかりの赤ちゃんの平均余命である。
長寿という言葉があるが、長生きはとりあえずハッピーなことである。
しかし、望むらくは健康で長生きしたいというのは万人の願いであろう。
ピンピンコロリというように、死ぬまでは元気でいたい。
しかし、リハビリ専門病院の盛況をみれば元気に生きるというのは難しい課題である。
上図は、数年前に静岡県が出稿した新聞広告である。
先端産業の集積をシリコンバレーにちなんで、○○バレーという言い方をする。
静岡県では、東・中・西で次のような産業集積を構想している。
「静岡県IR資料」(2006)
県東部の長泉町に県立がんセンターが設置されたのを機会に、ファルマバレー・プロジェクトというものが推進されている。
ファルマというのは、pharmacyすなわちクスリのことである。
静岡県東部地域は、全国で有数の製薬の工業出荷額を持っている。
おそらくは、富士山麓の豊富な水資源によるものだろう。
がんセンターの先進的な医療を製薬業のさらなる発展に結びつけられないか。
さらには製薬だけでなく、健康増進に与する産業の集積を図ろう。
そういう発想で、温泉施設などの観光業も含めて、健康産業の集積を図る。
そのことによって、世界の健康長寿化に寄与しようというのが、ファルマバレー・プロジェクトの狙いだということになる。
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