もはや誰も驚かない? 柳田法相の笑えぬ冗談(失言)
柳田法務大臣が、「答弁は二つ覚えておけばいい」と発言し、物議を醸している。
14日に広島市で開かれた法相就任を祝う会合でのことである。
「9月17日(の内閣改造の際)新幹線の中に電話があって、『おい、やれ』と。何をやるんですかといったら、法相といって、『えーっ』ていったんですが、何で俺がと。皆さんも、『何で柳田さんが法相』と理解に苦しんでいるんじゃないかと思うが、一番理解できなかったのは私です。私は、この20年近い間、実は法務関係は1回も触れたことはない。触れたことがない私が法相なので多くのみなさんから激励と心配をいただいた」
「法相とはいいですね。二つ覚えておけばいいんですから。『個別の事案についてはお答えを差し控えます』と。これはいい文句ですよ。これを使う。これがいいんです。分からなかったらこれを言う。これで、だいぶ切り抜けて参りましたけど、実際の問題なんですよ。しゃべれない。『法と証拠に基づいて、適切にやっております』。この二つなんですよ。まあ、何回使ったことか。使うたびに、野党からは責められ。政治家としての答えじゃないとさんざん怒られている。ただ、法相が法を犯してしゃべることはできないという当たり前の話。法を守って私は答弁している」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101118-OYT1T00325.htm
まあ、地元の後援会の祝賀会の席だから多分にリップサービスのつもりだったのだろう.。
しかし、それにしても言いようがあろうというものであるが、ある意味一面の真実であるところが寒々しい。
菅首相と仙谷官房長官に厳重注意され、参院予算委員会で「心から反省している」と謝罪したが、どこまで本当に反省しているのかと思う。
柳田氏は9月の法相就任まで参院法務委員会や党の法務部門会議に所属した経験はなく、答弁には不安視する声が与党内にもあった。就任後は検事による証拠改ざん、尖閣諸島沖の漁船衝突事件と法務・検察を直撃する懸案に相次いで見舞われ、国会審議では知識不足から質疑がかみ合わない場面もあった。
10月22日の衆院法務委では、平沢勝栄氏(自民)から「(尖閣事件の)ビデオは見たか」と尋ねられ、「なんのビデオでしょうか」。同29日の記者会見では、閣僚の資産公開について「やましいことをしたことがないので公開する必要がないんじゃないか」と述べた。
http://www.asahi.com/politics/update/1117/TKY201011170411.html
センカン内閣では、失言というよりも、強弁・詭弁の類が目立つ。
⇒2010年11月13日 (土):菅内閣の無責任性と強弁・詭弁・独善的なレトリック
スポークスマンであるはずの仙谷由人官房長官が率先して「実に珍妙な詭弁(きべん)をろうして」(公明党の東順治副代表)は謝罪や発言撤回を繰り返す。柳田稔法相の国会軽視発言も含め、たがが外れた閣僚の言動の数々は政権末期の様相だ。
「仙谷氏に厳重注意をするのは誰なのかとブーメランにならないことを願っている。閣内や党内で誰が厳重注意するんでしょう?」
新党日本の田中康夫代表は17日の記者会見で、仙谷氏が柳田氏に厳重注意したことについて皮肉った。
実際、仙谷氏は陳謝の常連だ。野党時代に自身も「新聞報道によると」と繰り返し質問していたにもかかわらず、野党議員から新聞報道に基づいて事実確認をされると「最も拙劣な質問方法だ」と反論をして謝罪に追い込まれた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101118-00000119-san-pol
菅首相が積極的な支持で総理に選ばれたのではないことは、衆目の一致した見方だろう。
「余りコロコロと首相を変えるのは好ましくない」。
それは、私だってそう思う。できれば、安定政権を願うものだ。
「小沢さんよりはクリーンだ」。
「クリーン&無能」と「ダーティ&有能」という選択肢だったらどうするか?
まあ、小沢さんが有能かどうか分からないしのであるが、菅さんが総理として「無能」であることは明白だろう。
確かに、政権末期の様相のように見える。
しかし、最初から危うい船出であった。
民主党の議員の皆さんは、いまや泥舟に最後まで踏みとどまる覚悟があるのかが問われるところだろう。
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