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2010年11月 7日 (日)

「おひとりさま」志向と「カセギとツトメ」

「おひとりさま」志向は、男女を問わないようであるが、特に、女性に顕著のようである。「おひとりさま」人気は  何によるか。
以下、「おひとりさま」を支持する理由。
http://news.nifty.com/cs/item/detail/allabout-20101103-20101103-3/1.htm

■第5位:「いろいろな面倒なことが、いつのまにかひとりでできるようになっていた!」
部屋の電球が切れてもサッサと取り替えられるし、夜中に怖い虫が出没してもなんとか対処可能。簡単なものならイケアの家具の組み立てだって、ドライバー片手になんとか仕上げることができるようになっているのが「おひとりさま」。
■第4位:「生活が乱れても誰にも注意されない!」
お風呂をパスしたままの就寝、深夜のネット利用やDVD鑑賞、友だちとの家飲みや朝寝坊など、たとえダラダラ三昧の時間を過ごしたとしても「だらしない!」「いい加減にしなさい!」などと叱責されることがないのが「おひとりさま」ライフのお気楽なところ。
■第3位:「好きなものを好きなときに食べられる!」
好きなときに好きなものを好きなだけ食べられるって、実はとっても幸せなことだったりしませんか? もちろん栄養のバランスは考えなくてはならないものの、なんだかんだいっても「食べたいなー」と思ったときに食べることが、カラダも心も満足する秘訣なんじゃないか。
■第2位:友だちのつながりが、広く深くなる!
今回、ランキングを作成するにあたり、たくさんの「おひとりさま」女子にも話を聞いてみたのですが、みなさんが口にしていたのは“友だちについて”でした。というのも、「おひとりさま」に寂しさを感じるとき、それは「一緒に共有できる人が近くにいないとき」という声が圧倒的だったからです。だからといって、パートナーがいないことを嘆くわけではないのが今どきのステキな「おひとりさま」。旅行に行って美しい景色を見たときに「キレイだね」って言える相手、おいしいお料理に出会ったときに「おいしいね」って言える相手は、恋人や夫じゃなくてもいいんです!
■第1位:好きなことに打ちこめるとき!
「おひとりさま」は生活上のすべてのジャッジが自分。お金の使い方も時間の過ごし方も、すべてが自由なんです。だからこそ、しっかりしていないとどこまでもグダグダになってしまう危険性をはらんでいる反面、好きなことには好きなだけ打ちこむことができます。

確かに、他人に拘束されないでジャッジが自分だけでできるというのは快いことだろう。
しかし、社会で生きている以上、他人と係りなしではいられない。
イヤな奴とも適当に折り合いをつけていかざるを得ないのである。

多摩大学学長の寺島実郎さんが、大人として生きていくことの条件として、「カセギ」と「ツトメ」を挙げている。
寺島さんは、いわゆる団塊世代であるが、自分たちの世代に顕著な特徴として、経済主義と私生活主義を挙げ、その陥穽と弱さを克服する方向性を次のように述べている。
http://www2.shizuokanet.ne.jp/sabu/back/060501.html

団塊の世代が「笠の雪」となって後世世代にのしかかるのか、社会を支える側にまわるのかによって高齢化社会の様相が変わるだろう。団塊の世代が、地域社会の文化、教育、福祉から地球環境まで、もう一度眼を向けなおして、自らの関心と適性を判断して、何らかのかたちで公共という分野で汗を流す方向に向かうならば、高齢化社会は暗い展望に引き込まれる必要はない。カセギ(経済的安定)とツトメ(社会貢献)は大人が大人である要件であり、そのことを担う団塊の世代の最後の転機における覚悟が問われている。

高齢化社会に向かって、公共のあり方がより重要な課題になってくる。
「おひとりさま」志向も理解できなくはないが、社会人として「カセギ」だけでは半人前で、「ツトメ」を果たしてこそ一人前であることに思いを致したい。

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