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2010年11月28日 (日)

菅首相の「支持率1%になっても辞めない」発言の真意は?

菅首相が鳩山前首相と会食をしたらしい。

菅直人首相は27日、都内の中国料理店で民主党の鳩山由紀夫前首相と昼食を共にしながら約1時間半会談した。首相は内閣支持率の急落に関し「(支持率が)1%になっても辞めない」と述べ、引き続き政権運営に全力を挙げる決意を示した。鳩山氏は挙党態勢構築の必要性を強調した。
会談は、首相の呼び掛けで実現した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101127-00000064-jij-pol

支持率が急減しているという状況のなかで、「1%になっても辞めない」という真意はどういうことなのだろう。
上記の記事は次のように続けている。

仙谷由人官房長官と馬淵澄夫国土交通相の問責決議が可決されるなど、菅政権を取り巻く環境は厳しさを増している。このため首相は、自身と距離を置く小沢一郎元代表にもパイプを持つ鳩山氏に対し、政権運営への協力を求めたとみられる。

これだけの報道内容で判断するのもどうかとは思うが、何をしているのかと思う。
そもそも鳩山氏は、次のように語っていた。

「首相を退任後、政界に残ってはいけない。影響力を残したいという人が結構いるが、首相まで極めた人がその後、影響力を行使することが政治の混乱を招いている」と述べ、自民党の森元首相らを批判した。
鳩山氏は集会後、記者団に、自身が首相に就任した場合でも、首相退任後は衆院選に立候補しない意向を示した。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090726-OYT1T00630.htm

私はこの発言を目にしたとき、もしこの言葉が実際に行われれば、日本の政治が変わってくるのではと大いに期待した。
ところが、その後の展開がは全く期待を裏切るものであったことは今更言うまでもないだろう。
内政・外政ともに危急の問題が山積しているときである。党内の勢力負けまいと気を配るより先にやるべきことがあるのではないか。
内閣支持率と言えば、消費税導入の時の竹下内閣を支える立場だった渡部恒三氏の回顧談に次のような一節があった。

消費税導入を決めた竹下登内閣は国民から非常に強い批判を受けた。消費税に対する反発に加え、リクルート事件という政治とカネをめぐる大問題を抱えていたからだ。
支持率低下は今の菅政権どころの話ではなく、当時官房長官だった小渕恵三元首相が(導入当初の消費税率の)3%よりは低くはならないだろうとこぼしたほどだった。竹下内閣はそれでも消費税導入に取り組み、実現させた。あのとき消費税を導入していなかったら日本の財政はどうなっていただろうか。

http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/101125/fnc1011250254000-n1.htm

支持率に一喜一憂しない、とはよく聞く言葉である。
私などは、支持率を気にしていることの反証だと思ってしまうが、支持率はもともと根なし草のようなものだろう。
いくら高くてもそれだからいい、というものではない。低い場合も同様である。
問題は、菅首相から、リーダーとしてのヴィジョンが伝わってこないことである。
状況追随的に起こったことに対応しているだけのように見える。
渡部氏は次のように続けている。

菅首相も今こそ原点に立ち返り、国民のために今、なすべきことは何かということを考え、消費税について真摯(しんし)に訴える姿をみせてほしい。
政治とカネをめぐる問題でも、首相をはじめ党執行部は、勇気ある決断をしていない。その一方で、つまらない失言やうっかり答弁でどんどん政権の信用を落としている。今のままでは政治不信は深刻化し、悪い方向に落ち込んでいくばかりになってしまうだろう。

まったくその通りなのだが、たとえば参院選で掲げた消費税率の問題を、現時点でどう考えているのか?
厚生労働相の諮問機関である社会保障審議会の部会が、介護保険制度改革の意見書をまとめた。
これに対し、次のような批判がある。

菅直人内閣は消費税論議から逃げ、現財源の枠内でやりくりしようとしている。これでは議論が窮屈になるだけだ。政権の無責任ぶりを示している。民主党では来春の統一地方選への影響を懸念し、負担増自体に否定的意見が相次いでいるというからあきれる。
税の追加投入の規模によって議論は大きく違ってくる。どうしても増税が嫌なら、軽度者向けサービスの切り離しが、保険料の大幅増も視野に入れなければならない。保険料負担の対象年齢引き下げも含め、まずは政治家が抜本改革の具体的方向性を示し、国民的議論につなげる必要がある。

http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/101128/fnc1011280304000-n1.htm

そういうことなんですよ、菅さん。
国民を信頼して、情報はできるだくけオープンにして、議論につなげなければならないのではないか。

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コメント

尖閣諸島沖での反日中国船による意図的な衝突事件をめぐる一連の政府対応が不適切だとして
野党は仙谷由人官房長官、馬淵澄夫国土交通相の問責決議案を提出し、売国政党である社民党を除く野党の賛成多数で可決した。
赤い政権はその言動によって蟻地獄に落ちた。民主党支持率は、今年中に20%以下になる。
政権にしがみつく赤い菅直人総書記は、嘘つき鳩山ルーピー由紀夫との会談で支持率が1%になっても辞めないと語った。
最大不幸社会が衆議院選挙まで続くことには到底耐えられない。

投稿: 盗っ人・メドベージェフ | 2010年11月29日 (月) 06時24分

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