国勢調査と人口減少社会
今年は5年に1度の国勢調査の年である。
国勢調査とは、Wikipedia(101003最終更新)によれば、以下のようである。
国勢調査(こくせいちょうさ)は、ある時点における人口及び、その性別や年齢、配偶の関係、就業の状態や世帯の構成といった「人口及び世帯」に関する各種属性のデータを調べる「全数調査」。国勢調査の統計は、人口統計の中で静態統計に分類される。
……
なお、国勢調査は外来語としてセンサスとも言われる。「センサス」(英: Census)とは、より一般的な意味では、母集団(調査対象全体の集団)の全数を調査するもの、すなわち「全数調査」を意味する語として用いられ、母集団のうちの一部を抽出して調査する「標本調査」と対比される概念である。
総理府のポスターは、「今年の国勢調査は、ニュースです!」という。
何がニュースかは詳らかではないが、察するに人口減少下において最初の調査ということか?
あるいは、行方不明高齢者との関係を意味しているのだろうか?
最も精度の高い調査と思われる国勢調査だが、行方不明高齢者が続出したことから、厳密には「全数調査」ではないということになろう。
日本の国の人口は次図のように推移してきたと想定される。
http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kikaku/kikaku/files/jinkogensyo.pdf
つまり、日本の社会は2005年をピークとして、有史以来初めての人口減少社会に入ったのである。
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コメント
はてさて、この人口減少の行く末はどうなって行くんでしょうか。
以前、ある講演で聴いた話によれば、このペースで行くと22世紀に日本人は絶滅危惧種になるんだとか・・・そして、2300年には絶滅・・・
この計算が確かだとすれば、国益云々の論議をして気勢を上げるよりも、少子化対策の法に力点をおく方が重要課題では・・・・
投稿: 三友亭主人 | 2010年10月23日 (土) 19時25分
三友亭主人様
コメント有難うございます。
必ずしも「人口減=衰退」ということではないでしょうが、happy度は小さくなるように思います。
私はもともとノーテンキな人間なので、滅びるならばその状況を眺めていたい・・・・・・
投稿: 夢幻亭 | 2010年10月24日 (日) 05時52分