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2010年10月 3日 (日)

尖閣問題に対する蓮舫大臣の強弁

蓮舫行政刷新担当大臣といえば、いまや民主党の顔の一人である。
閣僚であると共に、歯切れのいい弁舌で、TVへの露出も多い。
特に、いわゆる事業仕分け人として目覚しい活躍をしたことから、国民的人気を集めている。

2009年11月13日、民主党政権下に内閣府が設置した事業仕分け(行政刷新会議)の文部省予算仕分けの際、蓮舫議員は「仕分け人」として次世代スーパーコンピュータ開発の予算削減を決定した。この時に要求予算の妥当性についての説明を求めた発言である「世界一になる理由は何があるんでしょうか?2位じゃダメなんでしょうか?」が話題になった。
Wikipedia100928最終更新

菅VS小沢の民主党代表選では、菅支持派の中心として活動した。
「小沢支持の議員に私とのポスターは使わせない」と言ったとか。
どうやら攻撃的な性格の人らしい。
次のようなエピソードもある。

2010年6月7日に放送したBSフジの番組PRIME NEWSの中において、与謝野馨が行政刷新担当大臣に内定した蓮舫に対して強い嫌悪感を示していたので、理由を聞くと、「かつて猪口邦子大臣(当時)に対して『あなたはだいたい障害児を育てている親の気持ちなんかまったくわからないような人ですからね』と発言した」と猪口には障害を持つ子供がいることを明かしたうえで述べ、「実に女の嫉妬心が出ているいやらしい質問であったと同時に、大変失礼な質問だった」と非難している。
Wikipedia100928最終更新

与謝野氏の非難の根拠を調べてみると、次のようなことであった。

○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫です。今日は、障害を持つお子さん、障害児について質問していきます(中略)お手元にパンフレットの資料をお配りしておりますけれども、この共済制度は障害児の保護者が入る私的保険制度の一種として始まったものです。障害を持つお子さんを育てている保護者の最大の悩み、考えるとつらいのは、自分が死んだ後、子供は生活していけるのか、もっと言えば生きていけるんだろうか、こういう不安の声にこたえたのが障害者扶養共済制度なんです。
猪口大臣はこの制度を御存じでしたでしょうか。障害児も大切な命と考えるとこの制度をどのように思われるか、併せてお知らせください。
○国務大臣(猪口邦子君) この制度を私が知っていたかということでございますか。この質問に来るまでにもちろん当然勉強してきております。そして、これが重要であるというふうに認識しております。
○蓮舫君 この質問の通告をしなければ知らなかったと理解をさせていただきます。
……

http://irregular-expression.tumblr.com/post/676816966

やりとりのほんの一部ではあるが、猪口氏が障害児をもっていないとしても、随分高慢で嫌味のある言い方である。
まして、与謝野氏の言うように、猪口氏が障害児の親であるとするならば、とても許しがたいような発言である。
挑発しているつもりなのかも知れないが、品格を欠くと言わざるを得ない。

尖閣諸島事件への対応について、次の記事が目に入った。

内閣の一員として、今回の対応策はベストだったと思っているが、より国民に納得いただけるやり方があったのであれば、学習は必要だ。外交問題はどのような結果を出しても、いろいろな意見がある。それぞれの立場からそれぞれの国民の声があると思うが、司法判断も含め、今回のやり方しかなかった。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101002/plc1010020920002-c.htm

インタビュー記事なので必ずしもニュアンスが明瞭ではないが、余りにも強弁が過ぎるのではなかろうか。
国民の何割が、「ベストだった」と評価しているだろうか?
内閣は、船長釈放に関与しておらず、那覇地検としての判断だった、というのが内閣の公式的な説明である。
⇒2010年9月25日 (土):尖閣諸島事件の船長を釈放

蓮舫氏は、那覇地検に事件の解決を委ねた内閣の判断を、「ベストだった」というのだろうか?
あるいは、那覇地検が、法と証拠よりも外交的配慮を優先した判断が、「ベストだった」というのだろうか?

尖閣諸島に関しては、次のような発言の迷走もあった。

蓮舫行政刷新担当相は14日の記者会見で、尖閣諸島周辺で起きた海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突事件をめぐり、中国側が日本政府の対応を批判していることに関し「(尖閣諸島は)いずれにせよ領土問題なので、毅然とした日本国としての立場を冷静に発信するべきだと思っている」と述べた。この発言は、尖閣諸島について「領有権の問題は存在しない」とする政府見解と矛盾しており、蓮舫氏は同日午後、記者団に「誤解を与える表現があった。尖閣諸島は歴史的にも国際法上もわが国固有のものだ」と発言を修正した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100914/plc1009141742012-c.htm

東シナ海には領土問題は存在しない、と政府は繰り返しコメントしている。
蓮舫氏の「いずれにせよ領土問題」という表現は、真意は別として、言葉としては政府見解と真っ向から対立する。
後で修正をしているが、明らかに閣内不一致だったといえよう。
人気の高い蓮舫氏は、内閣の命運を左右する両刃の剣ではなかろうか。

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コメント

『悪党:民主党はヤクザ(暴力団)にも献金支持されている。』  現在の我が国は、過度の少子化でで将来をあきらめつつあるのか?や、孤独な老人死、育児放棄、深刻な問題がたくさんです。現代社会は幸福なのか?それなのに与党の民主党を悪党と呼びながら議院連中のぶざまで、見苦しくもあわれな姿・情報を知り、毒舌風に青年の主張してみました。いつもの"おもしろ写真"では「民主党横峯良郎参議院議員のヤクザ(暴力団)がらみ」「民主党の女性大臣:蓮舫氏のファッションリーダーとしての賭け」「田中角栄元首相の弟子の小沢一郎氏」「離党も議員辞職もしない小沢一郎氏」等々を貼ってみたのです。この先の日本が心配になり始めた自分でありますが今後もたまに笑える様な写真でおもしろく分かりやすく記事にします。遊びに来て下さい。 (^_-)-☆ トラックバックをさせて戴きたく思っております。


投稿: 智太郎 | 2010年10月11日 (月) 18時49分

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強迫性障害を克服するのは容易な事ではなく、その症状も日常生活に影響を及ぼす程非常に辛いものなので、治療に際しては根気強く行うことが重要です。一例を挙げますと、石鹸一個が全部無くなってしまうまで手を洗い続け、強迫観念の為に何回手を洗っても気がすまない状態が続くのです。きっと普通の人が見たらその異常な行動に驚かれる事でしょう。強迫性障害の治療法としては、薬物治療と行動療法が一般的になっていますが、オルゴール療法... [続きを読む]

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