今年の夏も異常気象か?
台風9号は、静岡県にも甚大な被害をもたらした。
小山町で建物の全半壊11棟が判明するなど、県や市町の確認作業が進むにつれ、深刻な被害実態が明らかになってきた。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100910/CK2010091002000135.html?ref=rank
また、伊東市の川奈港に、小山町などに大きな被害をもたらした台風9号の影響とみられる大量の流木やごみが押し寄せ、港内を埋め尽くしている。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20100910-OYT8T01082.htm
http://www.youtube.com/watch?v=_4HO1BD4Ipc
今年の夏は、「史上最も暑い夏」だったといわれる。
⇒2010年9月 5日 (日):熱中症と「災害の階級性」と「『強い社会保障』の実現」政策
地球温暖化化の影響かどうか、異常気象が常態化しつつある。
⇒2009年8月 5日 (水):今年の夏は、やはり異常気象か?
異常気象とは異常高温、大雨、日照不足、冷夏などの通常とは異なる気象の総称である。
異常の程度を、気象庁では、「過去30年の気候に対して著しい偏りを示した天候」と定義している。
世界気象機関では、「平均気温や降水量が平年より著しく偏り、その偏差が25年以上に1回しか起こらない程度の大きさの現象」を異常気象と定義している。
しかし、指標のとり方によって、偏りの程度は異なるのではないか。
例えば、気温については30年に1回しか起こらない程度だとしても、降水量については10年に1度程度のことはあるだろう。
また、1時間当たり降水量が30年に1回程度だとしても、1日降水量としてみれば10年に1度程度のことはあるだろう。
こういう場合、どう考えるのだろう。
上記の川奈港の場合、30年以上漁師をやっている人が、こんなことは初めてだとTVで言っていた。
気象そのものではなくて、その結果が及ぼす事象が、「著しい偏り」を示すことがある。
おそらく、この場合は、異常気象のカテゴリーには入らないだろうが、生活に対する影響は甚大である。
いずれにしろ、災害は身近なところにある。
「忘れた頃」ではなく、「記憶が新しい」うちに次々とやってくるような気がする。
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