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2010年8月28日 (土)

非実在年金受給者

行方不明あるいは安否のわからない高齢者は、調査が進むに従い増加している。
⇒2010年8月13日 (金):行方不明高齢者
厚生労働省によれば、高齢の年金受給者に対するサンプル調査で、85歳以上の年金受給者770人のうち、死亡したり行方がわからないまま、年金を受け取っていた人が23人いた。

調査の概要は以下の通りである。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00183352.html
厚労省は、死亡後の年金の不正受給を調べるため、年金記録と住民票の住所が違う年金受給者のうち、85歳以上の770人についてサンプル調査を行った。
このうち、安否が確認できたのは695人だった。
一方、死亡していたことが確認されたのは48人、行方不明の可能性のある人は27人だったが、このうち23人には、依然として年金が支給されていた。
厚労省は、死亡していた1人の年金支給を止め、行方不明者22人に関しては、本人の安否確認が取れなければ、年金支給を一時差し止めるとしている。

Photo

これはあくまでサンプル調査である。
年金原簿の住所などが住民基本台帳と違ったりして生存確認を行っている85歳以上の年金受給者は、全国で約2万7千人いる。
サンプル調査の比率を単純に当てはめると、生存確認ができない年金受給者は800人程度と推計される。
http://www.caremanagement.jp/news+article.storyid+7874.htm

それにしても、原資が不足するといわれている年金が、なぜ非実在者に支払われているのだろうか?
年金受給者が死亡した場合には、役所と日本年金機構の両方に死亡届を出すことになっている。
機構は住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)と照合しており、役所に死亡届が出されれば、支給はストップする。
ただし、住基ネットと照合されるようになたのはH18年以降であり、それ以前のケースでは照合されていない。
悪意の第三者が「現況届」を出せば、年金を受け取ることもできるらしい。
厚労省は来年2月以降、75歳以上の高齢者で、1年間で一度も医療機関の受診がなく、所在が確認できなかった場合、給付を一時停止するという。
ある自治体の担当者は「年金の不正受給は以前から指摘されていた。暴力団やヤミ金業者が関与していると
いう話もある。今回の調査結果は氷山の一角で、まともに調べたらかなりの数が出てくる」としたうえで、「国は
パンドラの箱を開けてしまった」と指摘した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100828/crm1008280018000-n1.htm

そもそもこの問題の発端となったのは、足立区の戸籍上は111歳の人(加藤宗現さん)がミイラ化した遺体で見つかった事件だった。
Photo加藤さんが死亡して以降も、引き続き老齢福祉年金を受給し、加藤さんの妻が死亡して以降はより支給額の多い遺族年金に切り替えていた(左図は産経新聞100828)。
もちろん、確信的な行為であり、刑事責任の問題である。
しかし、保護責任者遺棄致死罪や死体遺棄罪などは時効だという。

今回の生存確認対象者数は、85歳以上の高齢者に限定しての調査である。
年齢制限を外したら、不正受給者はどれくらいの数になるのだろう。

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