family name
署名などの場合、日本語では姓→名の順に書く。
たとえば、山田(姓)太郎(名)などである。
これに対し、英語では、Taro Yamadaのように、名→姓の順に書く
日本以外にも中国、韓国・朝鮮、ベトナムといった東アジアや、ヨーロッパでもハンガリー、また西アフリカの一部の地域、インド南東部のアーンドラ・プラデーシュ州のテルグ人などでは同様に姓→名の順で表記する。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%93
first nameといえば、太郎(Taro)のことである。
英語では分かりやすいが、日本語では「どっちのことだっけ」と一瞬考えてしまう。
first nameに対し、姓はlast nameという。
last nameは、family nameである。あるいはsurnameという。
first nameは、given nameともいう。
生まれた子供の名をどうするかは、親の最初の大仕事である。
この「名づけ」という行為にも、世相が反映してくる。
私の同級生には、勝の字を用いた名前が比較的多い。
今の時点からみれば、日本の敗色が既に濃かったのではないかと思うが、当時は戦争に勝つことが国民共通の願いであった。
八紘という名前の同級生もいた。
八紘一宇からとったものと思われる。
たしかヒロシと呼んだが、八紘一宇の意味はWikipedia(100812最終更新)には次のように説明されている。
八紘一宇(はっこういちう)とは、『日本書紀』巻第三神武天皇の条にある「掩八紘而爲宇」から作られた言葉で、大意としては天下をひとつの家のようにすること。転じて第二次世界大戦中に大東亜共栄圏の建設の標語のひとつとして用いられた。
今では殆ど使用されることのないスローガンである。
最近の流行は、男の子では、航、海斗、悠真、女の子では、葵、結衣、七海がベスト3である。
音では、それぞれハルト、ユウキ、リョウスケおよびアヤカ、アオイ、ハナとなっている。http://baby.goo.ne.jp/member/ninshin/naming/1/
family nameは、韓国では250種程度、中国では4100種程度といわれる。
これに対し、日本では30万種にも上る(字体や読みの異同のカウントの仕方によって変わる)。
日本人のfamily nameのランキングは、以下の通りである。
first nameもlast nameも、その人のアイデンティティを表わしている。
first・given nameが、かくあって欲しいという価値観を示しているのに対し、last・family nameは、出自を示すものといえよう。
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