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2010年7月 4日 (日)

「恐竜の脳」の話(7)恐竜とは何か

ところで、「恐竜」とは何であろうか?
「恐竜」が爬虫類の一種であることは、誰でも知っている。
大概の男の子は、「恐竜」が大好きである。
「恐竜展」のようなイベントは、夏休みの定番であると言っていい。
今年も、六本木ヒルズで「地球最古の恐竜展」と題するイベントが、7月10日から開催される。
http://www.kyoryu-saiko.jp/pc/top.html

私たちの世代なら、「ゴジラ」を思い浮かべる人が多いだろう。
「ゴジラ」とは、改めて説明すると、以下の通りである。

ゴジラは、日本の東宝が1954年(昭和29年)に公開した特撮怪獣映画『ゴジラ』に始まる一連のシリーズ作品及び、それらの作品に登場する架空の怪獣の名称である。
WIKIPEDIA:最終更新100616

上記のように、「ゴジラ」は息の長いシリーズ作品であるが、その第1作を、小学生だった私は田舎の映画館で観た記憶がある。
印象的だったのは、苦悩する科学者・芹沢役の平田昭彦という俳優だった。
後に、東大法学部出身であることを知ったが、子供心にもいかにも知的な風貌であったのが印象に残っている。
今でいう「インテリ芸人」のハシリということになろうか。

作品の概要は、以下の通りである。

1954年11日、同年3月1日にビキニ島の核実験によって起きた第五福竜丸事件をきっかけに製作された、第1作“水爆大怪獣映画”『ゴジラ』が公開される。身長50メートルの怪獣ゴジラは人間にとっての恐怖の対象であると同時に、「核の落とし子」「人間が生み出した恐怖の象徴」として描かれた。また核兵器という人間が生み出したものによって現れた怪獣が、人間の手で葬られるという人間の身勝手さを表現した作品となった。
WIKIPEDIA:最終更新100616

人間の手が生み出したものが、人間を滅ぼす可能性を持ってしまうという設定は、チャペックの『R・U・R』(ロボットという語が用いられた作品)や 『山椒魚戦争』と共通するものであろう。
また、「ゴジラ」は、怪獣映画から派生して、メジャーリーガー・松井秀樹の愛称となっていて、今では、アメリカ人にも良く知られている。

それでは、「恐竜」についての説明はどうであろうか?

通俗的には、「恐竜」という言葉は往々にして「大昔の巨大爬虫類」という程度の把握しやすいイメージで理解されており、翼竜や魚竜、首長竜などもひっくるめた概念として呼ばれる場合が多い。いわゆる“恐竜展”や子ども向けの“恐竜図鑑”などでも、翼竜、魚竜、首長竜を展示/掲載するものはよく見かける。
いっぽう、学術用語としての「恐竜」は、地表に生息しているもののみを指し、翼竜、魚竜、首長竜などは一切含まないものである。

WIKIPEDIA:最終更新100629

つまり、「恐竜」には、通俗的な用法と学術的な用法とがあり、当然のことながら、後者がより厳密(狭義)である。
「恐竜」の場合もそうであるが、何かを分類する場合、広狭さまざまな分け方がある。
そして、「分ける」ことは、「分かる」ことと密接な関係がある。
多くの場合、適切・的確に「分ける」ことができた場合、「分かった」という感じがするのではないか。

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