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2009年8月31日 (月)

総選挙の結果

既に事前の報道で予測されていたことに近い結果だったので、意外感に乏しかったが、やはり歴史的な選挙だったというべきだろう。
55年体制以来、長く第一党であり続けた自由民主党が、文字通り惨敗した。
特筆すべきは、公明党の敗北ぶりであろう。
自由民主党と連立与党体制を敷いていたが、党首の大田昭宏氏、幹事長の北側一雄氏、冬柴鉄三氏などの幹部が小選挙区で落選し、比例区に重複立候補していなかったので、議席を失うことになった。
同党にとっては、よもや、ということであろう。
民主党は308議席を獲得した。
「勝ち過ぎ」との声もあるが、国民の政権交代への圧倒的な願いの結果というべきだろう。

私が批判してきた小池百合子氏は、小選挙区では落選したが比例区で復活当選した。
今後の、幸福実現党との「共闘関係」の行方を見守りたい。
共闘を続けるのであれば、教義にも賛同しているのか否か。
共闘を解消するのであれば、余りにもご都合主義ではないか。

そのほか、印象に残るのは、薬害肝炎訴訟九州原告団代表の福田衣里子氏が、数々の失言(というよりもホンネが出たと考えるべきだろう)久間章生元防衛大臣を破ったことだろう。
今回の選挙を象徴するものだと思われる。
当然のことだとは思うが、朦朧とした状態で記者会見を行った中川昭一氏にも、厳しい審判が下った。

私は、公示日に、今回の総選挙に対する関心の所在について記した。
2009年8月19日 (水):衆院選の公示
静岡県の結果は次のようであった。

先ず、前回の郵政民営化総選挙以来の因縁の対決となった7区では、無所属の城内実氏が、自民党の片山さつき氏を圧倒して当選した。
民主党の斉木武志氏は、小選挙区では城内氏の後塵を拝したが、比例区で復活当選した。
片山さつき氏は、比例区でも復活できなかった。
その他の7選挙区は、すべて民主党が自民党に打ち勝った。
3区では、金融担当大臣、厚生労働大臣などを歴任した自民党の柳沢伯夫氏が、比例区での復活当選も果たせなかった。
5区の斉藤斗志二氏は、かつて大昭和製紙のお膝元であり、盤石の地盤とされた富士市でも、細野豪志氏に大差を付けられた。
6区の渡辺周氏は、5区の細野氏と共に、前回の民主党にとっての大逆風の時にも、小選挙区で自民党を制しており、今回は余裕の戦いだったといえよう。

静岡県の全選挙区に候補者を立てていた幸福実現党は、全員落選した。
法定得票数にも達しなかったのだから、結果的に泡沫に過ぎなかったと言っていいだろう。
彼らの「守護霊」」は、有効なアドバイスをしてくれなかったのだろうか。
こういう政党が、「霊言」を語るのだから、信者も目を覚ましたらいいのではないか。

私の周りでも、「今まではずっと自民党に投票していたが、今回は民主党に入れる」と言っていた人が何人かいた。
「民主党がダメだったら、また変えればいい」という気持ちのようである。
しかし、私は、自民党が奪権する日は、もう来ないのではないかと思う。
まさに、「風」よりも「地殻変動」というアナロジーが相応しい不可逆的な変動だと思う。

私は政権交代は必要だと考えていたから、今回の結果は基本的に是である。
しかし、当然のことながら、問題はこれからである。
政権交代して、果たして何がどう変化していくのか?
「勝ち過ぎ」の民主党が浮かれたり、少数派に対する配慮に欠けたりすれば、次に厳しい結果が待ち受けている。
「驕れるものは久しからず」「盛者必衰の理」は世の常である。
「勝った」民主党にとっても、これからの道のりが厳しいものであることは間違いないだろう。

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» 幸福実現党 候補者 [イヴの総て]
うーーーーん、さっき知ったばかりだが、ネットで調べて少しずつ、わかってきました。みんな、情報早いねぇ(-。-)y-゜゜゜総選挙の結果: 夢幻と湧源 静岡県の全選挙区に候補者を立てていた幸福実現党は、全員落選した。 法定得票数にも達しなかったのだから、結果的に泡沫に過ぎなかったと言っていいだろう。 彼らの「守護霊」」は、有効なアドバイスをしてくれなかったのだろうか。 ...(続きを読む) 「幸福実現党」党首の決断..... 【新品】[本] 政治に勇気を-幸福実現党宣言3- / 大川隆法........ [続きを読む]

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