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2009年4月27日 (月)

旧M資金と新M資金

高野孟『M資金-知られざる地下金融の世界』日本経済新聞社(8003)に、社会福祉団体に務めている高野氏の学生時代の友人から、その財団の理事に、元代議士秘書がもってきた融資話が記載されている。
代議士秘書によれば、融資の方式には、AコースとBコースの2種類がある。

Aコースは、融資額1000億円~1兆円。資本金50億円以上の一部上場企業の社長もしくは会長個人が対象となる。
実際に入るのは、30~50%で、残りの50%程度が貸主に調整料として天引きされ、あとの50%は、30年~40年据え置きの定期預金にして、その利息で元金の倍近くの金額が戻る。
企業側の借りた分は、名義貸しの御苦労賃ということで返済不要ということになる。

Bコースは、一部二部上場もしくはそれに準ずる優良企業が対象で、100億円くらいから。調整料は10%程度で、年利3~4.5%程度で返済する。

さらに詳しい話を代議士秘書聞いた高野氏の友人は、高野氏に以下のような説明をする。
昨今のM資金の根っこはオイルダラーである。80兆円といわれるアラブの資金はいろいろな形で運用されているが、そのある部分が、アメリカの財務省の管理に委ねられていて、国防総省、国務省、CIAなどの協力で、日本、西ドイツその他で運用されている。
アメリカ政府としては、基幹産業、軍需産業を育成して、自由世界の安定をはかることが目的。
2アラブ諸国は、アメリカ政府のギャランティで運用できれば、それでいい。

高野氏の友人は、代議士秘書のいうBコースが、昔ながらのM資金で、73年のオイルショックの後にできたのが、新しい勘定で、Aコースではないだろうか、と説明する。
オイルダラーは、ジョン・マッセイ財団という石油メジャーズが持っている財団にプールしてあるのだという。

高野氏は自問する。
M資金の本体とは、単なる闇金融のことではないのか?
金主が、海外か国内か、あるいはいくつかのソースがまとめられているかは別として、自分の名前では出せないブラック・マネーの運用のカモフラージュではないのか?
しかし、これはと思われる話には、必ず、大蔵官僚や日銀幹部、首相・蔵相経験者の名前が出てくるのはなぜか?
佐藤栄作元首相が、心不全で急死したのは、M資金導入に絡んで、「必要以上の関心を持ちすぎたから、機関と在日CIA」にチェックされた、というのは業界の常識で、とすれば、はやり何らかの意味で「公的」なものなのか?

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