エージシュート
1942(昭和17)年8月31日生まれ。65歳。
「世界のAOKI」と呼ばれてきたゴルフの青木功プロが、第17回「日本シニアオープンゴルフ選手権競技」の最終日に、エージシュートを達成し、6打差を逆転して優勝した。ゴルフのシニアの出場資格は、JGA(財・日本ゴルフ協会)の主催していたアマチュアの「日本シニアゴルフ選手権」の出場資格が60歳以上、JPGA(社・日本プロゴルフ協会)の主催していた「日本プロゴルフシニア選手権」が50歳以上と別々だったが、1991年に「日本シニアオープンゴルフ選手権」が創設されたとき、50歳以上ということで統一された。
現代の長寿化傾向からすれば、60歳以上の方が「シニア」の名称に相応しいような気もするが、50歳以上とされたことにより、ついこの間までレギュラーツアーで活躍していた馴染みの選手が参加することになり、大いに人気を盛り上げている。
ゴルフも体力に左右される部分が大きいので、当然のことながら、シニアになったばかりの50歳台前半の選手が有利である。
初日から首位をキープしていた室田淳プロは、1955年生まれだから、青木プロより13歳年下の52歳で、シニアの資格を得て間もない。
その室田選手を破っての優勝だから、快挙と言っていいだろう。
青木プロは、第4回大会から4連覇を果たしている。その4連覇の年が1997年だから、それからちょうど10年ぶりということになる。
エージシュートは自分の年齢以下のスコアで1ラウンドを終えることだから、70歳以上になってから達成するケースがほとんどである。
過去の事例をみると、1981(昭和56)年に、中村寅吉プロが「関東プロシニア選手権」で、66歳で65のスコアを出した例があるが、今回の青木プロは、スコア的には同スコアで年齢的には最年少記録の更新ということになる。
もちろんアマチュアでもエージシュートを達成する人はいる。
しかし、アマチュアの場合、いわゆるシングルのハンディの人は、「ちゃんと仕事をしているの?」などと言われるように、相当の時間をゴルフに費やしているはずである。
アマチュアのエージシュートの可能性は、80歳前後においてであろうが、そこまでシングルを維持しているのは並大抵のことではないだろう。
私のゴルフ歴も、20年ほどになる。しかし、熱心に練習するということもなかったし、途中でゴルフどころではない時期もあったりした。
結果として、年齢に連動して平均的なスコアは、少しずつしかし着実に落ちてきているが、目安としている「ハーフでエージシュート」という観点からすると、ほぼ横這いの状態ともいえる。
ハーフでエージシュート以上を叩いたら、少し考えを改める(練習をもっとするか、止めるか)必要があると考えているが、今のところ何とかハーフでエージ以下をキープしている。
言い換えれば、平均スコアを、2/年以上悪化させないことが当面の目標である。
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