2017年4月29日 (土)

森友疑惑(48)音声記録と昭惠夫人という印籠/アベノポリシーの危うさ(193)

政官挙げて幕引きを図ろうとしていることが疑惑解明を遅らせているが、それが新しい証拠の発掘・拡散に繋がっていることを認識した方がいいだろう。
25日放送された『報道ステーション』(テレビ朝日)で、籠池夫妻が財務省と面会した際の「音声データ」が公開された。
⇒2017年4月28日 (金):アホな内閣(7)問題の根っ子/アベノポリシーの危うさ(193)

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菅野完氏、財務省の嘘を暴く音声公表! 籠池氏「埋設ゴミ、場内処分要請」に激怒!財務局が特例扱い… 昭恵夫人が動いていた…

面会が行われたのは2016年3月15日で、杭打ち工事によって地下から埋設物が発見された直後のことである。
面会の相手は、財務省理財局国有財産審理室・田村嘉啓室長である。
昭惠夫人付職員の谷査恵子氏に土地取引について、返答を行った人物である。

 田村室長に対して、籠池理事長はこんな話をしている。
「昭恵夫人のほうからも、たしかここも聞いてもらったこともあると思いますけど」
「棟上げ式に首相夫人が来られて餅をまくことになっているから、だから余計ね、僕はびっくりしてしもたんですよ。これ、棟上げ式ずれるんとちゃうかなっていうやつがあるでしょ。やっぱりね、そんなバカなことようやるなあ」
「今回はやっぱりね、これは、あの方自身が愚弄されてると思ったから、僕、来たんです。これはアカンと、こんなことしてたら大変なことになるなあと思いまして。僕は自分のために来たんじゃない」
 籠池理事長の迫り方は、まるで「首相の夫人が名誉校長の小学校が予定通り開校できないようなことがあっていいのか」と言っているようなものだ。ようするに、財務省が国有地を激安に設定した裏では、総理夫人付職員からの問い合わせしかり、籠池理事長の今回の話しかり、つねに昭恵夫人の存在がちらついていたのだ。
 安倍首相は国会で「私も妻も理財局長等に(国有地売却について)言っていないのに、名誉校長に安倍昭恵という名前があれば印籠みたいに『恐れ入りました』となるはずがない」と答弁したが、もはやこれはどう考えても、昭恵夫人の名前が印籠になっていたということだ。
 北朝鮮の脅威を煽ることで国民の目を完全に森友学園問題からずらそうと必死の安倍首相だが、そうは問屋が卸さない。昨日の国会で共産党の宮本岳志衆議院議員は田村室長の参考人招致を求めたが、早急に実施されるべきだろう。もちろん、安倍昭恵夫人の証人喚問も、だ。
森友問題で新証拠の「音声データ」が! 籠池氏と財務省の面談の内容が明らかに!「昭恵夫人のほうからも…」との言葉も

幕引きなんてとんでもないだろう。
今の時点で、誰が幕引きをしたがっているか?
それによって、不正の構図が分かってくる。

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2017年4月28日 (金)

アホな内閣(7)問題の根っ子/アベノポリシーの危うさ(193)

復興相とは、弱い者イジメをする大臣か?
そんな疑問すら抱かせた今村雅弘復興相が辞任した。
⇒2017年4月 6日 (木):不適格大臣列伝(16)今村雅弘復興相/アベノポリシーの危うさ(178)
⇒2017年4月25日 (火):アホな内閣(6)今村雅弘復興相/アベノポリシーの危うさ(191)

事実上の更迭であるが、辞めさせれば済むという問題でもあるまい。
安倍首相は「任命責任は私にある」と言うが、責任をどう取るのか?
今村復興相はウルトラだとおもうが、池田信夫氏などは最初の「失言」の時、「自主避難した人の損害は自己責任。当たり前じゃないか。」と弁護した。

今村氏や池田氏は、「好んで自主避難している」と思っているのだろうか。
今村氏は、「ふるさとを捨てるのは簡単だが、戻ってとにかく頑張っていくんだという気持ちをしっかり持ってもらいたい。」とも言っていた。
やはり簡単に(好んで)故郷を捨てていると考えているのだ。

今村氏は二階派の所属である。
耳を疑うようなことではあるが、派閥の親分は今村氏を擁護している。

 二階俊博幹事長は、二階派所属の今村雅弘氏の辞表が受理された直後の26日の講演で、今村氏の責任を問うことはそこそこに、マスコミに怒りをぶちまけた。「政治家が何か話したら、マスコミが一行悪いところがあったらすぐ『首を取れ』という。なんちゅうことか」
 さらに、自派の所属議員をこれまでとは違って今回は守らなかった首相に対する恨み節までぶつけた。
 「昨日の会で『内閣総理大臣・安倍晋三先生』がわざわざお越しになって、おわびを言ってくれる。聞いている方は何があったか分からない。いきなり、そういうことで大騒ぎです」
 二階氏は今村氏更迭に不満を隠せないようだが、世間の受け止めは逆だ。この日は、二階氏の今村氏擁護の発言が報道されると、抗議の電話が党本部に多数寄せられたという。
二階氏「いきなり大騒ぎ」 今村氏更迭した首相に恨み節

親分に倣えということだろう。
安倍首相も「自己責任」発言の時は擁護していたし、鶴保庸介・沖縄北方相や山本幸三・地方創生相らが問題発言を重ねても事実上黙認する姿勢を続けている。
⇒2016年11月13日 (日):不適格大臣列伝・鶴保庸介沖縄北方相/アベノポリシーの危うさ(104)
⇒2017年4月22日 (土):アホな内閣(3)山本幸三地方創生担当相/アベノポリシーの危うさ(188)

もはや問題発言のたまり場のような内閣であるが、根本は安倍首相の問題であろう。
森友問題で、籠池泰典前理事長が財務省の担当者と面会した際、昭恵夫人の名前を出していたことの音声記録が出てきた。
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東京新聞4月27日

 森友学園(大阪市)への国有地売却問題で、学園の籠池泰典氏が昨年3月15日に財務省幹部と面会して新たな地中のごみへの対処などを求めた際、安倍晋三首相の妻、昭恵氏の名前を挙げていたことがわかった。朝日新聞が入手した音声データで判明した。
 籠池氏によると、面会相手は財務省の田村嘉啓・国有財産審理室長。田村氏は2015年秋、この土地について昭恵氏付の政府職員から財務省に照会があった際、回答した幹部であることが明らかになっている。
 音声データによると籠池氏はこの面会で、賃貸契約を結んでいた国有地で地中から新たなごみが見つかったと説明し、対処を求めていた。その中で、「我々にご支援いただいている議員の先生もいる」と政治家とのつながりに言及し、「昭恵夫人の方からも聞いてもらったことがあると思う」などと発言していた。
 面会の中で田村氏は、売却ではなく当面は貸し付けとした土地の契約について「特例」と発言。籠池氏は「特例にしていただいたことは非常にありがたいこと」などと述べていた。籠池氏は面会の9日後、この土地を買い取ると申し入れ、昨年6月に鑑定価格の1割あまりの値段で売買契約が結ばれた。
 財務省理財局は26日、面会でのやりとりについて「財務省としてはデータの出どころも承知しておらず、コメントすることはできない」と取材に答えた。これまでの国会答弁では「(田村氏は)埋設物への早急の対応を求められたということは強く覚えていて、現場で適切に対応するということで答えた。それ以外の具体的内容については、本人は記憶していない」と述べている。
財務省との面会時、昭恵氏の名前挙げる 籠池氏が録音

現象としての「神風」や、その原因となった「忖度」を裏付けるものであろう。
それでも、関係ないと言い張るつもりなのだろうか?

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2017年4月27日 (木)

加計疑惑(2)文春砲始動か?/アベノポリシーの危うさ(192)

森友疑惑にフタをしてしまおうと必死の安倍内閣であるが、そうは簡単には行かないだろう。
森友疑惑の中心的テーマについて、まだほとんど解明されていないも同然であると、多くの国民が思っているからだ。
⇒2017年4月24日 (月):アホな内閣(5)大塚拓財務副大臣/アベノポリシーの危うさ(190)

まして「アベ友」疑惑の本命とされる加計疑惑については、これからと言うべきである。
以前、文春砲が森友疑惑については精彩を欠いていると書いた。
⇒2017年4月 5日 (水):加計疑惑(1)昭恵夫人の関与/アベノポリシーの危うさ(177)

始動かも知れない。
「週刊文春」4月27日号に、『安倍夫妻「腹心の友」に流れた血税440億円!』という記事が載っている。
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加計学園は森友学園とは比べようもない一大教育事業グループである。
⇒2017年3月14日 (火):森友疑惑(21)加計学園の李下の冠/アベノポリシーの危うさ(156)
安倍首相と加計孝太郎理事長は40年来の親しい友人である。
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そんな関係にある学園の新設校に対し、巨額の公費(血税)が注ぎ込まれている。
「週刊現代」4月15日号の段階では、176億円だったものが、「週刊文春」4月27日号では440億円に膨れ上がっている。
今後、取材が進めば、さらに増えるのではなかろうか。
民進党がだらしないので、メディアの取材に期待したい。

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2017年4月26日 (水)

映像世界のパラダイムシフト・松本俊夫/追悼(104)

映像作家の松本俊夫さんが12日、腸閉塞のため、東京都内の病院で死去した。
85歳だった。葬儀は、家族による密葬で行われる。

 東大卒業後、ドキュメンタリーの世界に入り、「西陣」「石の詩」など前衛的作品を発表。67年の「母たち」でベネチア国際記録映画祭のグランプリを得た。69年、ピーター(池畑慎之介)さんを主演に迎えて新宿の先端文化を生きる若者を描いた「薔薇の葬列」で劇映画に進出。88年には夢野久作の長編小説を原作に桂枝雀さん主演の「ドグラ・マグラ」を監督した。70年の大阪万博では「せんい館」の映像を担当。実験映画やビデオアートなど多彩な作品を残した。
映像作家の松本俊夫さん死去 「薔薇の葬列」「母たち」

私の同僚に、九州工科大学の画像設計工学科の出身者が何人かいた。
いずれも個性的で、一家言を持っていた。
密かにどんな教育が行われてきたのか、興味を抱いたことがある。

同大学は、現在、九州大学に統合されている。
設立時のコンセプト策定には、梅棹忠夫さんなども関わっていて、ユニークな大学だった。
九州大学のような総合大学の一学部となることは、メリットもあるだろうが、失うものも多いような気がする。

松本さんは、作家でありかつ批評家でもあった。

 1969年に初の長編劇映画『薔薇の葬列』を発表して、センセーションを巻きおこした。当時、大島渚と今村昌平をトップランナーとしてきた日本映画に、従来とはまったく異なる映画の作り方があることを示し、世界映画の最前線に並んだのだ。
 題材は古代ギリシャのエディプス神話で、主人公を現代日本のゲイボーイにして、原作の有名なドラマを、母を殺し父と交わる物語に転換してしまった。主役を演じたのは、映画初出演の美少年ピーター(後の池畑慎之介)だった。
 だが、それ以前に松本俊夫は、実験的記録映画の旗手であり、さらに、日本の映画理論の水準を格段に高めた批評家として知られていた。私はそのころ中学生だったが、松本の批評集『映像の発見』と『表現の世界』を読み、映画を見、文学を読み、芸術を享受することの根源的な意味と、それを言葉で論理的に説明するやり方を教わった。当時の芸術を志す若者への松本の影響力の大きさは、今では信じられないだろう。
 だが、ここへ来て、松本俊夫の再評価の波が大きく起こっている。気鋭の映画監督・筒井武文は10年かけて、なんと11時間40分のドキュメンタリー『映像の発見=松本俊夫の時代』を昨年完成したし、全文業を網羅する『松本俊夫著作集成』(全4巻)がついに刊行されはじめた。
【書評】学習院大学教授・中条省平が読む『松本俊夫著作集成I 一九五三-一九六五』(松本俊夫著)

私は昔『映像の発見―アヴァンギャルドとドキュメンタリー』三一書房(1963年)を読んだことがあるが、残念ながら継続的にウォッチングしてこなかった。

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東京新聞4月25日

鬼才も安らかに眠るのだろうか。
合掌。

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2017年4月25日 (火)

アホな内閣(6)今村雅弘復興相/アベノポリシーの危うさ(191)

どこまでアホな大臣なのか。
記者会見の激高暴言で有名になった今村復興相である。
⇒2017年4月 6日 (木):不適格大臣列伝(16)今村雅弘復興相/アベノポリシーの危うさ(178)

再び、言語同断と言うべき暴言があった。

 今村雅弘復興相が25日夜、所属する自民党二階派のパーティーで講演し、東日本大震災について「これは、まだ東北で、あっちの方だったから良かった。もっと首都圏に近かったりすると、莫大(ばくだい)な甚大な被害があったと思う」と述べた。講演後、発言を撤回。辞任する意向を固めた。被災地を軽んじる発言で、与党内からも進退を問う声が出ていた。
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今村復興相、辞任へ 大震災「東北で良かった」と発言

記者会見で謝罪した際のやりとりは以下のようだった。

――被災地から言葉を捉えて声が出るのでは。
 「決してそんなことはない。数字も言った。二度とないよう、とにかく防災対策をやらなきゃいけない。ましてや首都圏(であれば)、ひどいことになっただろうと。大変な災害だと分かっている」
 ――発言自体の扱いは。
 「分かりました。そういうことなら、ぜひ、取り消させて頂く。大変な被害だったということは、十分言ったつもりだ。(首都圏の)直下型(の地震)が言われている中、守りを固めないといけない。あえて撤回ということであれば、もちろんしていく。真意はそういうことだ」
 2度目は、大臣秘書官が記者団に「次の用件もあるので代表1問でお願いをできればと思う」と話し、質問数を制限。やりとりは以下の通り。
 「先ほどの講演の中で私の大変不適切な発言、表現といったものにつきまして、深く反省し、皆様方におわびを申し上げます。申し訳ありませんでした」(約5秒間、頭を下げる)
 ――安倍晋三首相も陳謝した。発言が被災地の人を傷つけるとの指摘もある。国会への影響もある。どうけじめをつけるか。
 「先ほどもお話をしたが、それは、それとして、総理が、ああいうことであり、大変、申し訳ないと言っておられます。私自身もそれ以上に、大変申し訳ないと言うことで、深く深く反省し、おわびを申し上げる次第だ。改めましてもう一度、おわび申し上げます」(約5秒間、頭を下げる)
記者に問われ「それなら取り消す」 今村氏、主な発言

総理がどう言ったかは関係がないだろう。
ちなみに、先日の謝罪の原因になったのは、自主避難者を自己責任だと突き放した発言だった。
自主避難者は、国の避難指示を受けなかった地域から、被曝を心配し遠方に避難した母子らである。
福島県に取材した朝日新聞デジタルによると、2016年10月時点で全国に約3万人いる。
同紙は「強制避難者に比べて東電の賠償や国の支援が薄く、福島県民の『分断』につながると指摘されてきた」としている。

謝罪がうわべだけのものであったことが露呈したと言えよう。
安倍首相は速やかに辞任を認め後任を指名するだろう。
しかし、政権の体質だから、人を代えてどうにかなるものでもあるまい。
第一次政権の時と似た感じになってきつつある。

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2017年4月24日 (月)

アホな内閣(5)大塚拓財務副大臣/アベノポリシーの危うさ(190)

森友疑惑に関して、「納得できない」とする人が8割を超えるという。
⇒2017年4月19日 (水):森友疑惑(47)アキエリークス?/アベノポリシーの危うさ(185)
官僚や政府機関が資料を開示しないことが、ネックになっていることも多くの人の共通認識であろう。
そこには、もちろん安倍首相等に対する「忖度」があるだろう。
森友疑惑のキーワードになったこの言葉を、当の首相がジョークにするという笑えない発言があった。

 問題のジョークは4月17日夜、東京・銀座にオープンした商業施設「GINZA SIX」の式典あいさつで飛び出した。売り場に並ぶ各地の名産品について、原稿を読み上げる安倍首相は「おやつには北海道が誇る『白い恋人』、仙台銘菓の『萩の月』が買える、食べられる」などと紹介した上で「(この)原稿には残念ながら山口県の物産等々が書いてありませんが、おそらく(店頭には)あるんだろうと思います。よく私が申し上げたことを忖度していただきたいと、こう思うわけであります」。
 ここで安倍首相、にっこり笑顔。会場は笑いと拍手に包まれた。
「忖度ジョーク」余裕の表れ?

余裕のつもりかも知れないが、「悪いことは悪い」のである。
資料を開示しない件について、驚くべき国会答弁があった。
4月20日の国会で共産党の辰巳孝太郎衆議院議員が追及した。
「行政機関が、一政党である与党の許可なくして資料は出さないと言っている。三権分立の観点からもおかしい」のではないか。
これに対し、大塚財務副大臣は「政治的な問題になっているから、一般的に与党の理事に相談するのは普通のことだ」などと発言した。
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森友問題の資料、開示には与党の許可が必要に!財務副大臣が明言!与党による事実上の検閲

与党に行政の資料を確認した上で、公開の判断をしていたのである。
いうまでもなく、行政機関は三権分立で独立した組織である。
政党の関与を受けない立場である。
これでは、与党による事前の検閲である。
日本の現状は三権分立ではないのである。
いみじくも安倍首相が、「私は立法府の長」と発言したのが、追認されているような状態である。
⇒2016年5月19日 (木):震災を緊急事態法に使う改憲論者/アベノポリシーの危うさ(68)

2014年に安倍政権は全ての省庁(官僚)の重要な人事権を内閣に移すと決定し、それから行政機関や官僚組織は安倍政権の傀儡状態になったのである。
恐ろしい独裁国家になってしまったということだろう。
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東京新聞4月23日

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2017年4月23日 (日)

アホな内閣(4)金田勝年法務相と共謀罪審議/アベノポリシーの危うさ(189)

「テロ等準備罪」法案の国会での審議が始まった。
問題の大きな案件である。
稀代の悪法・治安維持法も、「一般人は対象ではない」と説明しながら、すぐに対象範囲を拡大していったのは歴史が示す通りである。

例えば、有名ではあるが未だ細部が明らかにされていない新興俳句弾圧事件がある。
新興俳句弾圧事件とは、治安維持法下における思想弾圧事件の一つで、昭和15年2月14日の第一次「京大俳句」弾圧事件から、18年12月6日の「蠍座」(秋田)弾圧事件までの、4年間にわたる一連の出来事である。
⇒2007年10月26日 (金):新興俳句弾圧事件…①全体像
事件に連座した俳人の一人が渡辺白泉である。
⇒2007年11月16日 (金):渡辺白泉

白泉は、慶應大大学の出身であるが、京大俳句会の同人だった。
俳句などの文芸は、言葉の連想作用を活用することによって成り立つ。
例えば「菊枯れる」という季語が、皇室の衰運を表しているというような恣意的なこじつけも可能であることは、五木寛之の小説『さかしまに』に描かれている。

渡辺白泉は新興俳句の旗手の一人と目されていた。
⇒2012年1月17日 (火):渡邊白泉/私撰アンソロジー(14)
有名な「戦争が廊下の奥に立ってゐた」などの句を詠んでいた白泉が目を付けられたのは必然だった。

同法は金田勝年法務相が所管するが、余りにも頼りなかった。
⇒2017年2月 2日 (木):不適格大臣列伝(9)金田勝年法務相/アベノポリシーの危うさ(127)
⇒2017年2月 9日 (木):不適格大臣列伝(12)金田勝年法務相(2)/アベノポリシーの危うさ(131)

そこで林真琴刑事局長を補佐役とした。
しかし、野党の反対を採決で押し切っての決定である。
1704201
東京新聞4月20日

審議に堪えぬ法相など要らない。

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2017年4月22日 (土)

アホな内閣(3)山本幸三地方創生担当相/アベノポリシーの危うさ(188)

観光やインバウンド(訪日外国人)による地方創生に関する質疑で、「一番のがんは文化学芸員だ。観光マインドが全く無く、一掃しないとだめだ」と述べた山本幸三地方創生担当相こそ、一番のがんではないか。
4月16日に滋賀県で開かれたセミナーで、大英博物館の建物の改装に際して、「学芸員が抵抗したが全員クビにして大改装が実現した結果、大成功した」などと発言していた。
ところが、これが事実誤認であることを認めた。

Ws000001 山本幸三地方創生担当相は21日午前の記者会見で、ロンドンの大英博物館が「観光マインドがない学芸員を全員くびにした」との自身の発言について、「事実はなかった」と訂正した。英国人の友人から聞いた話に基づき発言したが、改めてその友人に確認したところ事実関係の誤りが判明したという。
 山本氏は3月9日の参院内閣委員会で大英博物館が行った大規模改修について「一番抵抗したのが学芸員で、そのときは観光マインドがない学芸員は全部くびにした」と述べた。大英博物館は毎日新聞の取材に「事実誤認」と否定している。
 山本氏は今月、国内の学芸員についても「一番のがんは文化学芸員」などと発言し、謝罪、撤回している。
山本創生相:発言を訂正 大英博物館解雇「事実なかった」

いくら神妙に謝罪しても、本質は覆えない。

 山本大臣は「地方創生とは稼ぐこと」と定義したうえ、京都の二条城のケースをあげ、「文化財のルールで火も水も使えない。花が生けられない、お茶もできない」などと学芸員を批判したのだという。
 昨年10月に二条城で開かれたイベントでは国宝・二の丸御殿の大広間や黒書院などで能や生け花が実演されており、発言は明らかなデマなのだが、やはり信じられないのは、安倍政権の現役閣僚が「学芸員を一掃せよ」というセリフを吐いたことだろう。
 そもそも安倍政権は、常々「日本の伝統を大切にせよ」「日本人はもっと歴史を学べ」とかほざいているのではなかったのか。それを、観光振興に邪魔だから、博物館、美術館等で文化遺産や歴史的資料の収集、保管、研究調査などを行う重要な仕事をしている人間を一掃しろ、などというのは、まさに歴史や伝統をないがしろにする行為に他ならない。
 実際、観光利用や観光的価値を最優先にして、学芸員を排除してしまえば、歴史的な資料や建造物はどんどん破壊され、地味だが歴史、文化的価値のある資料はないがしろにされていくだろう。
山本幸三地方創生相「学芸員はがん」発言こそ安倍政権の本質だ! 「歴史と伝統」を破壊する新自由主義右翼のグロテスク

「学芸員を一掃せよ」という認識の政治家に、創造的な思考や発想を期待するのは無理というものである。
こういう政治家こそが一掃されなければならない。

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2017年4月21日 (金)

アホな内閣(2)中川俊直経済産業政務官・続/アベノポリシーの危うさ(187)

女性問題で経済産業政務官を辞任した自民党の中川俊直衆院議員は、「ゲスの極み」政務官として名を遺すことになろう。
妻の出産中に堂々と不倫をし、議員辞職に追い込まれたた宮崎謙介議員と同じ穴の貉である。
⇒2017年4月20日 (木):アホな内閣(1)中川俊直経済産業政務官/アベノポリシーの危うさ(186)
⇒2016年2月12日 (金):「ゲスの極み」をアップデートする自民党/アベノポリシーの危うさ(17)

自民党は当面状況を見守る姿勢だったというが、予定されていた衆院経済産業委員会が流会になるなど国会審議に影響が出たため、事態の早期収拾を図った。

 同党の二階俊博幹事長は離党届を受理し、直ちに党紀委員会に諮る考えを示した。議員辞職については「必要ない」との認識を示した。国会内で記者団に語った。
 これに先立ち、中川氏が所属する自民党細田派の細田博之会長や西村康稔総裁特別補佐が同日午前、国会内で会談し、中川氏に関する対応を協議。出席者の一人は「自ら離党届を出させる」と語った。同党幹部は「21日中に決着するだろう」との見通しを示していた。
 自民党の高村正彦副総裁は党役員連絡会で「不届き者が出ないように、一人ひとりが身を律していくことが大切だ」と語った。公明党の井上義久幹事長は記者会見で、野党が中川氏の議員辞職を求めていることに関し「選挙民がどう受け止めているのかを踏まえて、本人が判断するのが基本だ」と述べた。
 野党側は、経産委で中川氏本人か萩生田光一官房副長官が辞任の経緯を説明するよう求めていたが政府・自民党が応じないことに反発。同日の経産委開会に反対したため、流会となった。民進党の近藤洋介筆頭理事は記者団に、「説明がなければ委員会は開けない」と述べた。
中川氏が自民離党へ=国会混乱、早期収拾図る

まったく甘い政党である。
もっとも森友疑惑の安倍昭恵首相夫人もFacebookで一方的に弁解しただけである。
⇒2017年3月28日 (火):森友疑惑(35)連続オウンゴール/アベノポリシーの危うさ(170)
中川氏がFacebookで弁明すれば済むと思ったのかも知れない。
以下のような投稿である。
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週刊誌で報じられていることに比し、余りに軽い。
国民は次のように見ている。
Fb

驕る政権に崩壊が忍び足で近づいている。

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2017年4月20日 (木)

アホな内閣(1)中川俊直経済産業政務官/アベノポリシーの危うさ(186)

山本幸三地方創生担当相について、「なんでこんなにアホなのか?」と嘆いたばかりである。
⇒2017年4月18日 (火):不適格大臣列伝(17)山本幸三地方創生担当相/アベノポリシーの危うさ(184)

日替わりで内閣の不祥事が発生している。
18日に経済産業政務官を辞任した中川俊直衆院議員(広島4区)である。
「週刊新潮」4月27日号に、不倫関係にある女性と海外で“挙式”したことが報じられることが分かったからだという。
同誌には以下のようなグラビア付で掲載されている。
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中川氏は女性と、別れ話がこじれて女性宅のドアをたたき、警視庁にストーカーとして登録されたという。
なんでこんなにアホなのか?
中川氏は当選2回である。

 自民党の中川氏の同期は問題行動が多い。被災地視察をめぐる失言で務台俊介氏は3月に内閣府兼復興政務官を辞任し、武藤貴也氏は金銭トラブルで一昨年離党した。宮崎謙介氏は不倫問題で昨年議員辞職した。
自民「2回生」またも不祥事に幹部も激怒! 失言、金銭トラブル、不倫…

まあ、アホな首相に任命されたのだから、アホが多いのは必然ではあるが、それにしても多すぎる。
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東京新聞4月19日

議員の劣化が進んでいる。
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東京新聞4月20日

「一掃」すべきは、学芸員ではなく内閣ではないだろうか?
山本地方創生大臣!
⇒2017年4月18日 (火):不適格大臣列伝(17)山本幸三地方創生担当相/アベノポリシーの危うさ(184)

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2017年4月19日 (水)

森友疑惑(47)アキエリークス?/アベノポリシーの危うさ(185)

「アキエリークス」なるサイトが立ち上がった。
アキエつまり安倍昭恵と匿名により政府、企業、宗教などに関する機密情報を公開するウェブサイト「ウィキリークス」の合成語であろう。
「安倍昭恵夫人に関する様々な資料を公開してまいります。」ということである。
2015年9月5日、つまり100万円の受け渡しがあったとされる日の「安倍昭恵講演会フルテキスト」や籠池氏の手紙、「安倍昭恵夫人と、籠池夫人のショートメールでのやりとり」などが掲載されている。
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安倍昭恵夫人の“公私混同”ぶりは、言葉を失う程である。
⇒2017年4月17日 (月):森友疑惑(46)昭惠夫人と反社会的勢力/アベノポリシーの危うさ(183)
しかし昭恵氏は、Facebookに投稿して済んだと思っている節がある。
誰が書いたのかも疑問の付けられている投稿である。
⇒2017年3月28日 (火):森友疑惑(35)連続オウンゴール/アベノポリシーの危うさ(170)

さすがに不満は蓄積している。

 しかし、そのような安倍夫妻の態度に怒りが広がっているのは事実で、例えば普段はあまり政治的な発言をしない放送タレントの松尾貴史までが9日付毎日新聞のコラムで「私は安倍晋三総理大臣は即刻お辞めになるべきだと思う」と正面切って書き、特に昭恵が「公に向かって発言も釈明も反論もせず……こそこそと逃げ回」っていることを厳しく批判している。
サイト登場 「アキエリークス」から何が飛び出してくるか

当然のことながら、森友疑惑について、納得している国民は僅かである。
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「日刊ゲンダイ」4月18日

先日の「桜を見る会」でも異常なハイテンションだったらしいから、通常の神経ではない。
⇒2017年4月17日 (月):森友疑惑(46)昭惠夫人と反社会的勢力/アベノポリシーの危うさ(183)

アキエリークスは、サイトの運営者が不明であるが、掲載されているコンテンツからすれば、籠池夫妻本人か、籠池夫人のメール画面を撮影できるほど近しい人が関与しているはずである。
普通の神経ならとても平静ではいられないところだが、安倍夫妻は似たもの同士であって、何とも感じていないのかも知れない。

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2017年4月18日 (火)

不適格大臣列伝(17)山本幸三地方創生担当相/アベノポリシーの危うさ(184)

「SPA!」誌に連載中の菅野完氏のタイトルではないが、思わず「なんでこんなにアホなのか?」という言葉が口をつく。
山本幸三地方創生担当相(衆院福岡10区)である。
16日、大津市での講演後、観光やインバウンド(訪日外国人)による地方創生に関する質疑で、「一番のがんは文化学芸員だ。観光マインドが全く無く、一掃しないとだめだ」と述べた。
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東京新聞4月18日

公的資格を持って仕事に携わっている人間を、「一掃しないと」などと、とても大臣の発言とは思えない。
いくら撤回しても、一度口にしてしまえば、消えはしない。
程度の低いチンピラと同じである。

 講演は滋賀県が主催し、山本氏は「地方創生とは稼ぐこと」と定義して各地の優良事例を紹介した。
 発言は会場からの質問への回答。山本氏は京都市の世界遺産・二条城で英語の案内表示が以前は無かったことなどを指摘した上で、「文化財のルールで火も水も使えない。花が生けられない、お茶もできない。そういうことが当然のように行われている」と述べ、学芸員を批判した。
 閉会後の報道陣の取材に対し、山本氏はインバウンドの興味を引くさまざまなアイデアについて「『文化財が大変なことになる』と全部、学芸員が反対する。観光立国として(日本が)生きていく時、そういう人たちのマインドを変えてもらわないと、うまくいかない」と説明し、「全員クビは言い過ぎ」とも述べた。
 学芸員は博物館法で定められた専門職員で、資格認定試験に合格し博物館資料の収集、保管、展示、調査研究などを行っている。ある学芸員は「観光のための文化財活用と文化財保護をいかに両立するかが大事な視点だ。観光に重きを置いている最近の国の風潮を象徴している発言だ」と話した。
山本地方創生相「学芸員はがん。一掃を」

まったく無知であり、かつ無恥である。
専門職員の職務が何であるかについて、まったく知識を欠いている。
学芸員は観光案内じゃない。
一掃してしまえば、「資料の収集、保管、展示、調査研究など」が遂行できなくなる。

観光ということも理解していない。
観光の「光」は優れた景物のことを指している。
「玉磨かざれば光なし」と言うが、優れた素材もケアをしてこそ光り輝くのである。
その学芸員の存在理由を否定して、観光を言うとは本末転倒の極みであろう。

それにしても現内閣の失言が相次ぐ。
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止まらぬ閣僚の失言 「1強」が緩みに

もはやこの政権の性格であり、当然任命責任の問題である。
山本氏の場合は、失言と言うより、暴言でありかつ妄言でもあろうが。
Ws000003
「失言」と「暴言」と「放言」と「妄言」の違い

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2017年4月17日 (月)

森友疑惑(46)昭惠夫人と反社会的勢力/アベノポリシーの危うさ(183)

安倍昭恵首相夫人は、さまざまな“疑惑”の現場に足跡を残している。
⇒2017年4月12日 (水):森友疑惑(44)重要参考人・安倍昭惠/アベノポリシーの危うさ(181)

当然、公的な場で発言(釈明)すべきであるが、Facebookでコソコソと弁明して、事足れりと考えているようである。
しばらく自粛していれば、嵐が過ぎるだろうと考えているのかも知れないが、そうは問屋が卸すまい。
「週刊新潮」4月20日号は、ついに『「安倍昭恵」と反社会的勢力』という記事を載せた。
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記事によれば、安倍総理のおひざ元の下関市に、昨年8月、「UZUハウス」という宿泊施設が開業した。
昭惠夫人が東京で経営する居酒屋「UZU]の姉妹施設だ。
6階建て、延べ床面積1000平米だという。
まあ、余り繁盛しているようではない。

それはともかく、この建物は、住専所有になり、競売にかけられた。
落札したのは地元の不動産業者だったが、増資マフィアと呼ばれる株ブローカーと親交があった。
Photo

まあ、紹介するだあけでも、怪しい登場人物である。
そういう人脈に無頓着に身を置いてしまうのだ。
呑気に「桜を見る会」では異常なハイテンションだったようである。
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「日刊ゲンダイ」4月18日

どうも勘違いの夫婦のようだが、まだ追及は終わっていないのだ。
⇒2017年4月 9日 (日):森友疑惑(43)昭惠夫人の壮大な勘違い/アベノポリシーの危うさ(180)

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2017年4月16日 (日)

大岡信『春のために』/私撰アンソロジー(45)

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4月5日に亡くなった大岡信は、昭和6年、満州事変の年に静岡県三島市に生まれ、旧制沼津中学在学中に詩作を始めた。
⇒2017年4月 7日 (金):ことばの魔術師・大岡信/追悼(102)

新幹線三島駅北口に「大岡信ことば館」があるのはその縁である。
⇒2011年7月 9日 (土):「大岡信ことば館」における『私の万葉集とことば』座談会

同館の展示には工夫が凝らされていて面白い。
⇒2012年8月26日 (日):大岡信『二人の貧窮者の問答』/私撰アンソロジー(15)

掲出の詩は処女詩集『記憶と現在』に収められている。
25歳の時の上梓であり、以後詩歌界を牽引してきたことは周知の通りである。
建築家で詩人の渡辺武信氏は、思潮社版現代詩文庫『大岡信詩集』(1969年7月)の解説「大岡信論-感覚の至福からのいたましき目覚め」で、次のように言っている。

詩集《記憶と現在》は、一つの感受性が開花に至るまでの、みずみずしい混沌に満ちた彷徨の記録である。

掲出詩の第三連については、次のように解説している。

 ここでは、視像から視像への動きが、たたみかけるような詩句の呼吸と一体化して、ほとんど官能的な視覚的運動感をつくり出している。次々と提示される視像は決してあらかじめ予定されたスタティクな構図にはめこまれることはない。
・・・・・・
運動が官能的にすら感じられるのは、この詩が戦後の恋愛詩の傑作であり、<おまえ>と呼びかけられているのが恋人であるというような主題からくるのではなく、読む者が言葉にとらえられて一緒に動くというこの感覚からくるのだろう。

見事な読解と言えるが、主題と言葉のリズムが見事に一致しているからこその効果だと思う。
この詩人の新作を読めないというのは寂しいが、死は生命体の宿命である。
そのことを、子ども向けの絵本にしたのが、レオ・バスカーリアというアメリカの哲学者が書い『葉っぱのフレディ-いのちの旅』である。
私には、1998年10月27日の日本経済新聞朝刊のコラム『春秋』と産経新聞朝刊のコラム『産経抄』で、この絵本を紹介した時のことが忘れられない。

掲出詩のような青春を経て、朱夏、白秋、玄冬と季節と同じように、人生も移り変わって行く。
いかに長寿化しようが、死は避けられないのだ。

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2017年4月15日 (土)

高度成長期の歌姫・ペギー葉山/追悼(103)

 「ドレミの歌」「南国土佐を後にして」で知られる歌手のペギー葉山さん(本名・森シゲ子さん)が12日午前、都内の病院で死去した。
83歳だった。

Ws000000ペギー葉山さんは東京都出身で、昭和27年にレコードデビューしました。昭和33年には、NHK高知放送局の依頼で歌った「南国土佐を後にして」が、ふるさとを離れて働く人たちの望郷の歌として大ヒットしました。
その後も「ドレミの歌」や「ラ・ノビア」、「学生時代」など幅広いジャンルのヒット曲で人気を集め、昭和41年のNHK紅白歌合戦では紅組の司会を務めました。
また平成17年に亡くなった俳優の根上淳さんと仲のよいおしどり夫婦として知られ、根上さんの闘病生活を支えてきました。
その後も平成19年に、女性として初めて日本歌手協会の会長に就任するなど第一線で活躍し、おととし3月、放送文化賞を受賞しています。
所属するレコード会社によりますと、ペギー葉山さんは最近まで活動を続けていましたが、10日に東京都内の病院に入院し、12日昼前、肺炎のため亡くなったということです。
ペギー葉山さん死去 「ドレミの歌」「学生時代」など

 「ドレミの歌」や「南国土佐を後にして」は、私もよく歌った。
伸びやかな高音で歌うペギーさんのようにはなかなか歌えないが、気持ちが良くなる宇多田。
Wikipediaより略歴をピックアップしてみよう。

1960年、オーストラリア・ゼネラルテレビの招きで、テレビ番組『今宵のメルボルン』に1か月間レギュラー出演する。
同年の8月にはロサンゼルスの日米修好百年祭に日本人代表として招かれる。この際にミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』を鑑賞。帰国後、自身の作詞で同ミュージカルの劇中歌「ドレミの歌」をペギー自身の訳詞で紹介した。ペギーの訳詞・歌唱による「ドレミの歌」はNHK「みんなのうた」でも使用され、音楽の教科書にも掲載されるなど、広く知られている。
しかし、生来病弱であったことに加え、その人気による過密スケジュールから、1963年の春に気胸を患い半年間の療養を余儀なくされたが、病気療養中に「ラ・ノビア」もヒットしたことも幸いし、ブランクをものともせず無事復帰した。また、復帰翌年の1964年には「学生時代」がロングセラーとなり、人気の健在ぶりを示した。
1965年に俳優の根上淳と結婚、1968年には長男を出産している。根上とは、芸能界きってのおしどり夫婦で知られ、1998年に根上が糖尿病の合併症から来る脳梗塞で倒れてから2005年に亡くなるまで歌手業の傍ら在宅介護を続けた。

東京新聞のコラム筆洗に「ドレミの歌」訳詞のエピソードが紹介されている。
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どうも高度成長期の記憶とオーバーラップする。
暗い時代が続いているが、これが常態と思うべきなのかも知れない。
合掌。

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